朝5時15分に富山駅着予定の夜行バスだったのだが、5時すぎに富山駅に着いた。もともとは5時50分の電鉄立山行きに乗るつもりだったが、5時10分発の特急に乗れるかもしれない。だから急いで降りたかったのだがなぜか俺の前の席の人がバスの通路に立って荷物を下ろそうとしながらめっちゃゆっくり立ってる。真後ろに立って降りる気満々の人間がいるんだから急ぐか譲れよ。ちょっと待ってたが本当にのろいのでさすがに降りたいんですがと声をかけて通してもらった。早朝で寝ぼけてたのか?
おかげでちょっと時間をロスしつつザックを受け取り慌てて電鉄富山駅に向かう。しかし富山駅と電鉄富山駅は別の建物なのだが、案内が少なくて場所がよくわからず焦る。彼女に「2年前も同じことで迷ったよね」と言われるがそうだったかもしれない。電鉄富山駅の建物の階段を駆け上ると乗車案内をしてる。もう発車時間なので車内で精算させてくれないかなと思ったが発券機で買う必要があり、駅員が押してくれた。なんとか2人分購入し乗車。
朝イチの特急だが座席はほぼ満席に近い。ただ立ち客はおらず、ちょうど全員座れるくらいだった。俺達も座って息を整えてるとだんだん寒くなってきて上着を羽織った。
6時に立山駅に着き、まずはロープウェイのチケットを買う列に並ぶ。販売は7時からだが、前売りなどですでに売り切れてる便もあって結果的に8時20分の便になった。もし5時50分の電車で来ていたらもっと遅いロープウェイのチケットなって、それで時間が押していたら立山に登る時間がなくなっていたかもしれない。危なかった。(彼女はそれを危惧して前日に新幹線で前乗りしてホテルに泊まり、確実に5時10分の電車に乗るほうが安全策だと提案していたが、平日だし、新幹線代とホテル代を考えると夜行バスからの5時50分の電車という乗り換えでも大丈夫だろうと楽観視していたのだ)
予定では10時スタートだったが、9時半にスタートできた。まずは立山を目指す。立山は3000m峰だが、室堂がすでに2430mあるので登りは600mもない。急ぐと高山病も怖いので、ゆっくり登り始める。
彼女に撮ってもらった写真。紅葉最盛期ではあったがこんなに鮮やかではなかったぞw しかし相変わらず荷物がデカいな。テン泊5日とはいえこんなにでかくなる人は殆どいない。ザックのでかさだけで言えばワンゲル並。ただ出発前に計ったが重さは18kgほど。水入れて19kgちょっと。
10時50分一ノ越山荘(2694m)。250m登るのに1時間20分というのは登山としてけっこう遅い。ただ2年前の立山では登りがほんとしんどくて目眩するほどだったが、今回は遅いがしんどさは少ない。ゆっくりであれば登れる。去年のネパールトレッキングから帰ってきて以降も体重が増えすぎないように気をつけてきたのが効いているだろうか。
12時30分立山雄山(3003m)登頂。写真を撮ってる場所は雄山山頂ではなく手前のスポット。山頂行くのには参拝料がかかると聞いていたのだが、それは夏場だけのようだ。
雄山から見る大汝山(3015m) しかし雄山から大汝山って10分くらいなので、普通は雄山も含めて全体で立山という一つの山とみなされる。この時点ですでに予定よりも遅れ始めてるので富士ノ折立(2999m)は登頂しないで通過。
室堂の周辺はお盆型になっていて見事なカルデラに見えるがこれはカルデラではなく火山台地らしい。
内蔵助氷河…なのだが、定義的には氷河なのかもしれないけどこの状態になるものを氷河と呼ぶのは無理がある気がする。内蔵助山荘から氷河に降りる道が見えている。内蔵助氷河は歩ける氷河らしい。
14時15分、真砂岳手前。富士ノ折立あたりで出会った女性がずっと俺らの後ろにいて、俺と彼女が遅いから先にどうぞと何度譲っても「いえいえ、私も遅いですから、このくらいがちょうどいいんです」と言って、ついてきた。急斜面を降りたところで流石に前に行ってもらったらすたこら歩いていった。後ろについて来られるのって結構プレッシャーだから、少しでも自分のほうが早いと思ったら遠慮なく先行ってほしいわ。
正面の別山に登っていくのが通常ルートだけど、時間が遅くなってるのもそうだしかなり疲れているで別山には登らず、手前を左に入っていく巻き道を使うことにした。YAMAPでは巻き道が点線(難路)になっているので行けるのかどうか迷っていたが、前を行くグループが巻き道に入っていったのと、分岐に残雪期危険と立札があったので残雪期じゃないときは普通に行けるのだろうと判断した。実際まあこの時期危険と感じるような道ではなかった。
別山〜剣御前の稜線に出たところで正面に劔岳が登場。一昨年も見たがやはり風格のある山だな。下に剣沢のテン場が見える。俺はまだ遠いなと思ったが、彼女はもうすぐだと感じたようだ。俺より元気だな。
16時20分剣沢到着。テントを張って、荷物を出しているところで俺がシュラフを忘れてきたことに気がつく。Oh...しかし今日はかなり温かいし、ここが標高2526mで明日からはずっと下がる。だから今日を耐えればあとは大丈夫なはず。幸い彼女がシュラフカバーを持ってきているし、ホッカイロもある。それで耐えよう。
テン場は管理人がいなかったし、不在とあるだけでどこで受付をするとも書いてなかった。このシーズンは受付なしで使っていいのかな?
夕食の準備をしようとしたところで今度は彼女がバーナーを忘れてきたことが発覚w なんて日だ。すぐ下に剱沢小屋があるので、お湯を売ってもらえないかなと思って行ってみたらすでに小屋閉めしていた。一応行く前にHP見たんだけど、いつ小屋閉めするってHPに書いてなかったんだよ。書いてないならまだやってるのかなって思うじゃんね。仕方ないのでテントに戻り、隣のテントのお姉さんに頼んでバーナーだけ貸してもらって、急いで2回沸かして晩ご飯と飲み物を作ってバーナーをお返しした。
明日は劔岳登るために早起きするし、夜行バスで着いてから丸一日歩いてるし、少しでも体の疲労を取るため19時すぎには就寝。シュラフはないけど…