Wednesday, November 4, 2026

2026-10-31 苗場山 赤湯温泉

11月の頭は北アルプス上高地周辺の山小屋のラストなので、この時期に行くと人がいてトレースがある状態で雪山に登れるというチャンスなのだが、今年は11月2日が平日で仕事が休めないので北アルプスは諦めた。でもせっかくだからどこか1泊したいなーと思っていると苗場山にある赤湯温泉の山口館が今年は10月31日が最終宿泊ということなので行ってみることにした。

苗場山あたりは行ったことがないので調べてみると例年11月は苗場山山頂付近は雪が降り始め、山口館のほうから登る人はほとんどいなそう。登る人はみんな反対側の秋山郷のほうからだ。俺は温泉に入るほうがメインなので、山頂にいくのはやめておこう。

始発に乗り特急や新幹線は使わず鈍行で越後湯沢までいき、バスに乗り換え元橋で下車。11時8分着。山口館のサイトによるとここから4時間とのこと。多少遅くなっても明るいうちに着けるだろう。

http://www.akayunaebasan.sakura.ne.jp/access.html

ところで山口館のサイトの一番したにある画像はエベレストトレッキングのゴーキョへ向かうルートの写真である。なんの説明もなく突然ネパールの写真になっているのは謎。

車内の説明に手荷物料金100円って書いてあるから降りるとき払おうと思ってたのに完全に失念していた。すみません。

すんごい急斜面をロープで降りていく。一応山口館のサイトの説明でもここだけだから!と書いてある。

谷に降りて橋を渡ったところにサッカーフィールドがあった。ここで音楽フェスをやったりしてるようだ。

そして、なにげにここまでのアップダウンが激しく、しんどい。1泊なので立山縦走と比べると着替えや食料は少ないのだが、寒いことを想定して冬用のシュラフ、エアマットとウレタンマットの2つなどを持ってきているのでまた17,8kgくらいになっている。


林道にたどり着いた。ここまでに1時間半かかっている。ここから元橋ではなく、林道を歩いて白樺口というバス停に向かうと1時間4分。これ元橋じゃなく白樺口から歩いたほうが楽なんじゃね?と思わなくもない。テン泊の荷物じゃなければいいのかもしれない。

13時、林道終点。林道自体はまだ先があるけど一般利用者はここまで。この奥の河原の河川改修工事のところにめっちゃ広い駐車場があるので駐車スペースに困ることは無さそうだ。この辺から電波が届かない。

橋を渡ったところで降りてきた人(関係者っぽい?)に苗場山?と聞かれたので温泉までと答えると「よかった、上は40cmくらい積もってるから大変だよ」と言われた。そりゃ俺の手には余るな。行こうと思わなくてよかった。

13時50分、林道の本当の最終地点。関係者の車が2台止まっていた。ここから登山道になる。

登りが思ったより急で大変。ストック出さずにここまで来たのでもうこのまま今日はストックなしで行ってみようと思う。しかし登ったり下ったりしつつ、明らかにストックがあったほうが早いな、と感じている。

一番奥に見える山に雪が積もっている。遠目に見ると木の緑のほうが目立つが、それでもこの距離から雪があるとわかるということは実際にその場にいったら数十センチ積もっている可能性が高い。

iPhoneを機内モードにしないでそのまま歩いてたら通知が送られてきて電波あるなと思ったらここでdocomoの電波はいると書かれていた。親切だな。タクシーの電話番号と一緒に目安の料金も書いてあるがなかなかの金額。帰りもバス一択だな。

3時30分、眼下にテントが見えた。最後けっこう急な斜面。

テントは二張あって、自分のをいれて三張り。広さ的には5、6張りが限界だろうか。夏は溢れそうだな。しかもこのテン場なぜか無料。山口館のすぐそばにあるけど山口館が管理しているわけではないのだろうか?

テン場から山口館は3分ほど。中には入らず、外にある料金箱に入浴料やドリンク代を入れるシステム。

赤湯温泉は露天風呂で混浴の時間帯もあるが、水着は禁止。湯浴み着も不可なんかな?

温泉はほどほどに温かく温まるが、めっちゃ熱いことはない。銭湯でいったら温湯に近い。風呂場で話した人と話が盛り上がって1時間以上浸かってたけど大丈夫だった。

小屋の裏手にもお湯が溜まってるところがあった。触ってみると足湯できそうなくらいには温かい。でも温まるほどじゃないな。山口館は閉館すると浴槽も入れなくなるそうだが、こっちは勝手に湧いてるので閉館後も入ろうと思えば入れる。でも寒いだろうな。

特に夜することもないので20時前には就寝。山口館あたりの標高ではさほど冷え込まず、これなら冬用シュラフじゃなくても大丈夫だった。まあ夏用できてめっちゃ寒くなった、というパターンよりはましだが。

翌朝もせっかくなので出発前に入浴。一応別の日なので入浴料はもう一度払った。6時45分に出発し、9時15分に駐車場、9時40分に林道から元橋バス停に向かう分岐についた。バスが10時50分なので、元橋まで1時間という表記を信じれば間に合うのだが、来るときはとても1時間では着かなかった。それを考えると10時50分のバスは諦めたほうがいいだろう。で、どうせ次のバスになるなら林道で白樺口まで行ってみることにしてのんびり歩き始めたら下山してきた人が車に乗せてくれて、しかも越後湯沢駅まで送ってくれた。ありがたや。さらに道中、いろんな山のとても有益な情報を教えてくれて大変参考になった。

帰りは前橋の銭湯によったりしながら帰宅。
















Tuesday, October 27, 2026

2026-10-12 立山〜欅平 4泊5日 阿曽原温泉〜欅平

朝4時起床。最初の予定では6時くらいに出ようかと思っていたのだが、欅平で乗る黒部峡谷鉄道が予約優先で、片道は予約不可なので事前に取ることができない。しかも秋の連休でかなり混雑しているため、運が悪ければ夕方まで乗れないという可能性もある。しかもうちらは遅い。ということで、5時に出発することにした。

最初は薄ぼんやりと明るいくらいでヘッドライト必須だったが、5時半をすぎると明るくなってきて、6時にはヘッドライトなしでも歩けるようになった。

俺の記憶では黒四ダムから阿曽原温泉が下ノ廊下の核心部で、阿曽原温泉から欅平はそんなに高度感ある場所ではない…と思っていたのだがそれは大きな勘違いでめっちゃ高いところだったわ。まあ普通に歩いてて落ちるような場所ではないが。

意外とみんな出るのが早くなかったのと、水平に近い道なら俺らでもそこまで遅くない、ということで抜かれることが少なかったのもよかった。あと、欅平から来る人がぜんぜんいなかった。これは翌日からの天気が下り気味だったからだろうか。考えてみればこの5日間ずっと晴天だった。めっちゃ運がいい。

写真だとわかりにくいが崖の真ん中に鉄棒が出ている。隧道が掘られる前はこの崖に歩道が作ってあったのだろう。それはさすがに恐ろしい。

水平歩道が終わり、欅平駅に向かって降りていく。もうトロッコや工事の音も聞こえる。あとちょっと…

11時20分、欅平到着!まあまあ急いだつもりだけどそれでも俺達の足だと6時間以上かかった。でも無事つけてよかった。劔岳は俺一人での登頂になったけど、立山、池平山、阿曽原温泉と行けたし十分だろう。お疲れ様。

トロッコは11時46分が空いていたので即購入。それでもかなり満席で、◯とは…?となった。

普通の観光客が乗る狭いトロッコなので登山客がザックを持って入るとめっちゃ狭い。

宇奈月について、電車まで2時間弱あるのでご飯食べたあと一人で宇奈月温泉木管事件碑まで歩く。これは観光する権利を濫用してるのをイメージした写真。


冬の間はこの道で物資を運ぶそうだが、逓信さんの荷物は10kg以上って書いてるからそれくらいなら俺でもできるんちゃう?と思って調べたら40kgになることもあるらしい。それで6時間歩くとかは無理だな。


魚津の銭湯に入りにいったついでに、ローカルな菓子店でケーキを買って米騒動発祥の地モニュメント前で食べた。帰りは黒部宇奈月温泉駅から新幹線で帰宅。自由席だったけど座れてよかった。

2026-10-11 立山〜欅平 4泊5日 池ノ平小屋~雲切新道~阿曽原温泉

5時起床。自分のシュラフを忘れたので小屋の布団(というか薄手のシュラフ)を使ったのだがちょっと寒かった。彼女は全然寒くなかったと言っていた。5時半朝食。ここだけの話、夕食も朝食もちょっとご飯が固かったな。ちょっと炊き加減ミスってた。まずいというほどでもないけど。

6時半くらいに出発しようかと思っていたが、せっかくなので昨日行かなかった平の池にも行っておく。

小屋の前で管理人をしている友人と記念撮影をして、7時過ぎに出発。山小屋で働く人間はたいてい山好きと小屋好きがいて、彼は以前は夏になると30日近く無補給で縦走したりするほどの山男だった。しかし数年前に縁あって池ノ平小屋の管理をやることになった。でも池ノ平小屋はボランティアベースだから儲けになるわけでもないし、それでもそれなりに人が来るので客に嫌な思いをさせずやっていくには肉体的な強さ、個人的な精神力だけでは通用しない。そういうのって俺に欠けてるものなので、同い年ではあるが彼には尊敬の念しかない。

1時間ほどで仙人池ヒュッテに到着。ここは初めてだけど、小屋の真横に池があって眺められるっていうのはすごくいいな。鏡平山荘のようだ。ここに泊まったら着いてからも、夜もずっと池を眺めていられるんだもんな。

仙人池ヒュッテから先はもともとは仙人温泉小屋に下っていくルートがあったんだけどそちらは今整備されておらず、代わりに雲切新道という新しいルートができている。でもここはけっこう大変らしく、阿曽原温泉に向かうっていうといろんな関係者に気を付けてねと言われる。それでそんなに危ないのかなと思っていたのだが、危ないというか急斜面な上に土がふわふわしていて全然踏ん張りがきかず、とにかく滑りやすい。ロープは大量にあるのでロープ持てば危険ではないけどめちゃくちゃ疲れた。

仙人温泉小屋が対岸に見えるところまできて、そこから下は最近の道ではなく昔からある道になるのだが、めっちゃ歩きやすくなった。登山道ってのは人が歩いて踏み固められることで歩きやすくなっていくんだな。初めての体験だった。本当は仙人温泉小屋の源泉まで行ってみようかと思っていたのだが、思ったより時間かかっているので源泉に行くのはやめておいた。(途中会った人が配信とかしてそうな人だったので、あとで阿曽原温泉で聞いたらやはり仙人温泉小屋まで行ったということだったので現在の映像を見せてもらった)

12時少し前に日陰で、池ノ平小屋で受け取った弁当を食べる。丁寧ないなり寿司で美味しい。

14時45分、仙人ダム。黒部ダムから下ノ廊下を通ってきた場合はここで合流することになる。今年は下ノ廊下が開通する見込みがなく通り抜けできないが。

ここから阿曽原温泉はもう水平に歩くだけ…と思っていたが、また200mくらい登る。もうしんどいよーと泣きそうになるが二人で歩いてるときあんま泣き言いうと雰囲気悪くなるのでがまん。でも明るくなりすぎてもギャップが出るので、ひー、きっついなあ、と軽く言いながら頑張って登る。


しかし登ったところで水平歩道の本領発揮でずっと水平移動だ。これだよ求めていたのは!多少のアップダウンはあるものの今までとは比べ物にならないほど水平。あー幸せー

15時15分、阿曽原温泉到着。阿曽原温泉は夜まで1時間交代の男女入れ替え制で、今からちょうど女性の時間ということで俺が受付とかしてる間に彼女にはもうお風呂に行ってもらう。10年以上前にきたときはテント泊でも夕食(カレー)を頼めたので、今もできないかな(できないだろうな)と思いつつ尋ねてみるとやはりできないということだった。ですよね。

ガスバーナーを借りられるのでは、という話を他で聞いたので聞いてみると、SOTOのバーナーとガス缶(CD缶)をセットで貸してくれた。最近用意されたもので、俺が借りるのが最初だったようだ。保証金千円と、ガス代が500円。でも俺らはバーナーは忘れたけどガス缶は持ってきてたので、テン場で他の人に借りたなら500円はかからなかったな…とケチ臭いことを考えた。まあ気兼ねなく好きなタイミングでコーヒーが飲めるというのは良いことだ。

そしてもちろん温泉に入浴。昨日も五右衛門風呂に入浴してるとはいえ、やはり広い風呂にゆっくりと入れると開放感が違う。もう明日は下山だし、気持ちもかなり楽。

阿曽原温泉は標高900m以下なので今までよりずっと低く気温も高いのだが、それでも23時前にちょっと寒くて目が覚めた。少し厚着しようかなと思ったのだが、せっかく温泉にいるのだから温泉に入って温まってきた。それでまたテントに入ると少し汗をかくくらいだ。でもまた2時間くらいで寒くなったので、温泉の温かさは2時間しか持たないようだ。

2026-10-10 立山〜欅平 4泊5日 真砂沢〜池平山〜池ノ平小屋

5時ごろ起床。暖かいとも言えないが、剣沢よりは寒くなかった。予定通り6時に出発。

真砂沢のヘツリ。多少怖そうに見えるが足元の鉄棒がしっかりしているため見た目ほど怖くはない。まあ万が一落ちても死ぬような高さでもないしね。

8時ごろから仙人峠に向かって登り始める。なかなかの急登でしんどいが、一昨年のときよりはキツくない。しかしあわよくばコースタイムでいけないかなーとか内心期待していたが、結局80%のペースのまま10時15分仙人峠着。

そして仙人峠から池ノ平小屋が近そうに思えてまあまあ距離があるんよね。小屋に10時45分着。池ノ平小屋はボランティアベースの小屋なんだけど、リーダー的に管理をしている人が友人なので池ノ平小屋には小屋泊するつもりで予約をしてきている。屋根のペンキ塗りをしている友人に挨拶をして、テン場にいる人にバーナーを借りてカップラーメンを作って食べた。

荷物は小屋前に置いて池平山に登る。池平山はコースタイムで往復3時間半かかるので、早めに小屋につかないと登る時間が取れないのだ。昨日剱岳から戻ったあと剣沢に泊まらないで真砂沢ロッジまでプッシュしたのは池平山に登るためだ。

少し登り始めたところで少々年配の女性がロープの外側に座りながら俺に「なぜここにロープがしてあるのかしらね?」と尋ねてきた。俺が知る限り、山に限らず日本中どこでもトラロープがしてあればそれは危険、立入禁止という意味を持つはずだ。そんなことも知らないでいきてきたんだろうか?と多少戸惑った。危ないからだと思いますが…と至極当然のことを伝えると、そういうものかしらね、と納得していたが。

しかし池平山への道はとてもザレている部分が多く、はっきりいってとても登りにくい。危ないというわけでもないが石を落としてしまいそうだ。前後の間隔を開けて登る必要がある。

いくつか偽ピークに騙されつつ13時10分池平山登頂。透き通るような空気ではないが富山湾までよく見える。

14時45分池ノ平小屋戻り。受付をするのだが、池ノ平小屋は予約時に寝袋持参と申請すると500円割引を受けることができる。だからちゃんと申請しておいたのだが、寝袋を忘れたので割引が受けられず。

そしてなんといっても池ノ平小屋の素晴らしいところは、五右衛門があるのだ!池ノ平小屋は元々100年以上前ここにあったモリブデン鉱山の施設を前身としているらしいのだが、五右衛門風呂はその時から使われているものらしい。こんな山奥まで来て、五右衛門風呂に入ることができるなんて最高以外の言葉で表すことができない。ちなみに池ノ平小屋は五右衛門じゃない風呂もあるんだけど、宿泊者が少ない時だとどちらも沸かすことはできないのでむしろ五右衛門風呂に入りたいなら混んでるときのほうが確実っぽい。

そして夕食…と思っていたら、受付で到着した人が倒れるという事件が発生。どうやら低体温症らしい。今日も天気は良かったのだが、黒四ダムからここまで丸一日歩いてきて極度に疲労したようだ。俺も経験あるんだけど、めちゃくちゃハードな1日をこなしたあと到着すると突然寒くなってくることがある。あれって動いてる間は筋肉が熱を発してるけど、到着して動きがなくなると熱源がなくなって一気に体温が低下するんだと思う。ということで自分の体力に見合った行程が大切だよね、という自戒。

食堂で小屋の名物の氷河ロックを飲んでいると隣のグループ(といっても初対面だったっぽい)がけっこう盛り上がっていて、あとで彼女が小屋は騒がしいからテントの方が気楽かも、と言っていた。

消灯後、少しだけ星の撮影にチャレンジ。カメラを夏前に新調したばかりでまだ不慣れなのでこういう機会に少しずつ慣れていかなくては。21時くらいには中に入ったが、あまり眠くならず22時過ぎまでうだうだネットを見ていた。(池ノ平小屋はスターリンクのWi-Fiがあり、夜中もずっとネットに繋がっている)

なおこの写真はRAWをChatGPTに投げて画像に含まれないデータは追加せず、あくまで画像の編集としてRAWを現像するように指示したもの。俺が自分で現像するよりうまいからもうこれでいいんじゃね?という感じだな。