Wednesday, September 14, 2016

北穂高小屋のコーヒー


山小屋で人気の飲み物といえば上位3位は1位ビール、2位コーヒー、3位コーラじゃないでしょうか。

ビールはもちろん生ビールが人気(俺はビール飲みませんが)。生ビールは低地だと800円、中くらい〜高山で1000円くらい。(ただし実は小屋によってちょっとジョッキの大きさが違います) ただし生ビールはシーズンによってなかったり、ヘリ日前は売り切れてることもある。そういうときは缶ビールで我慢しましょう。北穂だと7月半ばから生ビール始めます。しかも高山なのに800円とお安い。グラスも機器もきっちり洗浄してるのでちゃんとしてます。

ちなみに北穂高小屋の洗い物はめちゃくちゃ気をつけてやっていて、ほとんどの飲食店より綺麗だと思いますよ。自分は洗い物担当することが多かったんだけど、最初に お湯でよく洗って、次にゴム手袋してても飛び上がりそうな熱湯ですすいでから乾かすんですが、ワイングラス、グラス、食器、調理器具で使うスポンジやタオルが分けられてます。
縦走中の山友達と。仕事着です。
コーラはよくわからんけどとにかくどの山小屋でも人気で、小屋の前でコーラ飲んでる人の姿をよく 見かけますね。ビールはわからんでもないけど、くっそ寒い時でもペプシ飲んでる姿を見るとこっちが凍えそうになる。

そして山で飲むコーヒーが好き!という人はかなり多いでしょう。かくいう自分も、山で淹れて飲むコーヒーが好きで山に登っていたといところはある。なのでコーヒーも山小屋のかなりの人気商品ですが、 正直いってだいたいの山小屋ではコーヒーメーカーで淹れた作りおきのコーヒーを400円くらいで売っています。まずいと思ったことはあんまりないけど、まあ山でコーヒーが飲めるならいっか、というくらいの感じでしょう。

しかし北穂高小屋のコーヒーはちょっと違います。むっちゃくちゃ手間をかけています。どれくらい手間かかってるか、ポイントを洗い出してみましょう。

  • 豆は注文入ってから挽く
  • 豆の量は1杯なら多めにして薄くならないようにする
  • コーヒー用のポットに水を入れてお湯を沸かす
  • カップ、ソーサーをウォーマーで温めておく
  • ただし温めすぎるとコーヒーが焼けるので熱いときは少し冷ます
  • サーバーにお湯をいれてサーバーも温める
  • 最初に豆にお湯をかけてよく蒸らす
  • 縁 にお湯をかけると フィルタの雑味が出るので中央にお湯をかける
  • 早すぎず遅すぎずじっくり落とす
  • カップにコーヒーを淹れて、油分が膜を張ってないことを確認
こんだけやってからお客さんに提供します。これで400円ですよ。多分街の喫茶店でこれだけやってたら600円くらいするよw 唯一弱点としては水に雨水を使っている点でしょうか。ただこれも 雨水だとマイルドな味になるので、これのほうがいいっていう人もいるんじゃないかと思う。

北穂高小屋のコーヒーが好き、という人は多いけど、風景もさることながらこれだけ手間をかけているからこその人気なんだと思います。
北穂の定番、テラスで槍見コーヒー