Sunday, February 7, 2016

MacとiPhoneのテザリング、インターネット共有における覚書

2週間ほど滞在した場所がネットワーク的にめんどくさいところだったのでいろいろ格闘した結果、あまり知られていない(だろうと思われる)MacとiPhoneの仕様がわかったのでメモしておきます。

条件
  • 部屋にはWi-Fiが届いているが、1人1台と接続台数が決められている(MACアドレスで制限)。
  • iPhoneはLTEに接続できる(楽天モバイルSIM)がテザリングしてMacで使ったら一瞬で制限されてしまう。
  • iPhoneは6 plusと5sの2台があり、6 plusが使えればいいけど5sも使えるとありがたい。
やろうと思ったこととその結果
  • MacをWi-Fiにつなぎ、USBまたはBluetoothでインターネット共有しiPhoneもネット使えるようにしたい。
    Wi-Fi - Mac - USB/Bluetooth - iPhone
    • iPhoneはUSB、Bluetoothでクライアントになることはできない!よってWi-Fi経由でネットできず。
    • ちなみにこのBluetoothでの制限はなぜかiOSではなくiPhoneにかけられている。なのでiPadではBluetoothでのインターネット共有のクライアントになることができる(iPadもUSBではクライアントになれず)。
  • iPhoneをWi-Fiにつなぎ、USBまたはBluetoothでテザリングしMacをネットに繋ぐ。
    Wi-Fi - iPhone - USB/Bluetooth - Mac

    • これは最初うまく行ったかのように見えた。Macでサクサクネットできたし。ところがこれが罠で、翌日からほとんど使い物にならないような速度しかでなくなってしまった。同時にiPhoneのLTEも遅くなったので楽天モバイルのデータ転送量を見たところ1日で6Gにw

      これはいかなることだろうか。簡単だ。iPhoneのテザリングは3GやLTEの携帯通信しか使うことができず、Wi-Fiに繋いでてもそっちは無視されるのだ。これは気づいていない人が多いのではないだろうか。
これによってiPhone、Macどちらを母艦にしてもクライアントがWi-Fiを経由するということは不可能であることがわかった。くそう…

そこで思いついたのは「MacをWi-Fiに接続しだいたいそっちでネットして、iPhoneは部屋でもLTEを使う」というものである。これなら一気にLTEの転送量を食い潰すことはないだろう。ところがこれにも罠があった。

iCloudのキーチェーンを有効にしているとWi-Fiの設定まで同期されるので、iPhoneは勝手にWi-Fiに接続しにいってしまうのだ。そしてWi-FiはMACアドレスで制限されてるので登録してない機器で接続したところでネットには出ていけない。もちろん手動でiPhoneのWi-FiをオフにすればいいんだがiPhoneのA-GPSはかなりWi-Fiに頼っているのでWi-Fi切ると精度がガクンと落ちるし、部屋に戻るたびに手動でWi-Fiをオフにするというのは手間である。

だいたい、スタバなどでネットしようと思ったときメインで使うMacはWi-Fiに繋ぐけどポケットに入れたままにしたiPhoneはWi-Fiに繋ぎたくない(だってログインが必要なWi-Fiに繋がっちゃってると通知が送られてこなくなるからね)、という使い方はさほど特殊ではないだろう。ネットワークのパスワードが同期されるのは便利ではあるがデバイスごとに優先順位を変えるなどネットワークの事情に合わせることができない、というのはトンデモなく不便である。

ということで、Wi-Fiを使うことを諦めてWiMAXを契約したのであるがそれによって振りかかる災禍はまた別の話である。

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