Monday, September 8, 2014

2014-08-16 槍ヶ岳〜奥穂高岳縦走 3日目 ババ平〜槍ヶ岳山荘

朝は4時には目が覚めたものの雨は止んでおらず、出発をためらう。ババ平から槍ヶ岳山荘までは4時間かからないくらいなので、上で泊まるつもりなら急ぐことはない。それよりも雨が弱くなってから出発したい。
ということで7時まで待ったところ少し雨が弱くなったので慌ててテントを撤収し出発する。まあこれも一瞬の話で、歩き始めてすぐにまた強い雨になった。槍沢ルートは危険箇所はないもののババ平で標高2000m、そこからずっと登り続けるし途中雪渓を通り森林限界を超え風も強くなる。つまり雨の中歩いているとめちゃくちゃ寒い。これが8時間だったら耐えられないだろう。しかし4時間弱の話だ、と自分に言い聞かせ足を前に出す。2600mあたりから酸素の薄さの影響でなかなか足が進まなくなる。3分歩いては30秒休憩、というようなことを繰り返しなんとか山荘にたどり着く。

山荘についたらすぐ宿泊の申し込みをして着替える。濡れてないって素敵。テントは持ってるしもはや雨の中テントすること自体は構わなくなってるんだけど、とにかく着るものがないので、山荘に泊まって乾燥室を存分に使わせてもらう魂胆である。素泊まりスペースに荷物を置いてすぐに乾燥室にシャツやズボンを干していく。山荘での乾燥室はたいていボイラー室の余熱を利用しているのでそんなに強いものではない。靴やザックは乾かないと思ったほうがいいだろう。廊下に置かれたストーブの近くに靴を置いて乾かしている人たちが多かった。

奥が自炊スペース。8月中の山荘はハイシーズンなので普段なら当然ギュウギュウ詰め(北アの山荘は避難小屋の性格もあるため宿泊者を断らない。予約なしでどんどん詰めていく)なのだが、こんな雨の中登ってくるのはドアホウだけなのでかなり空いている。おかげでゆっくり寝ることができた。

ところで標高が2000mを超えると高山病の可能性が出てくる。高山病は体質と体調に影響されるのでどんなにトレーニングをしていてもなるときはなるという厄介なものだけど予防策を取ることで回避、または症状を軽減させることができる。それは

  • 水分を多く摂る
  • ゆっくり登る
  • 酒は飲まないかいつもの半分以下
  • 着いてすぐ寝ない

ということがあげられる。しかし今回ババ平の水場が稼働してなくて水が出なくなっていたので、水が足りないまま登ってきて途中で切れてしまっていた。そして長時間雨の中歩くことを避けるため2000mから3000mまで一気に登ってきた。その状態で自炊室で飯を食ってたら横の中高年パーティがボトルで持ってきたウィスキーを勧められけっこうな量を飲むことになり、酩酊して倒れるように布団に潜り込んだのである。予想通り仮眠から目を覚ますと高山病で頭痛になっていた。

自炊室にいたソロのひとが自分と歳は同じくらいだけどかなりいろいろと面白いルートを登ってる人で、参考になる話をいろいろと聞けた。夕方に少し雨が上がって景色を眺めることができた。でもいつ降り出すかわからない状況だったので槍ヶ岳山頂にいくことは諦めた。明日に期待、と言いたいところだけど明日は余計に雨が強そうな予報である。夕方からは止むそうなのでそうなることを祈り就寝。