Monday, September 8, 2014

2014-08-15 槍ヶ岳〜奥穂高岳縦走 2日目 徳沢〜蝶ヶ岳〜ババ平

4時半に起き、外を見てみると晴れてはいないものの十分山に登れる天候である。しかし今後の予定を考えると、明日明後日は崩れる可能性が高い。つまり今日槍ヶ岳に登ってしまうと槍ヶ岳山荘で数日間足止めを食らうかもしれない。それも楽しそうだがどうせなら今日は寄り道をして、明日登るほうがいいだろう。そうすれば足止めの時間を短くできる。そう考え今日は徳沢から蝶ヶ岳に登って横尾に降りることにした。
蝶ヶ岳は梓川の南側にあるなだらかな山で、美しい稜線とそこから見える穂高連峰の景色で有名な山だ。登りに4時間、下りに3時間として十分いってくだれる。

まずは2時間ほど続く樹林帯をひたすら歩く。そして歩いているうちに段々雨が強くなってくる。途中で諦めザックカバーをかけた。下山組はけっこういるようで何組もすれ違った。

そして樹林帯を抜けると稜線を少し歩き山頂に出る。しかし稜線に出た途端、風を遮る木がなくなりものすごい突風に煽られる。雨も強いしこれはまともに歩いてられない。山頂のすぐ向こうにある蝶ヶ岳ヒュッテまで急ぐ。

蝶ヶ岳ヒュッテでは雨が収まるまで3時間ほど休憩した。自分が着いたときにはほとんど登山客が出発して誰も着いていないような状態だったけど少し待っていると常念側から縦走してきた人たちが着き始めた。向こう側の風は凄まじいらしく、何人かがザックカバーを飛ばされたといっていた。自分も一旦ここで着替えたのだが、ここで着替えたまま出てしまったことを後で悔いることになる。

昼を過ぎると少し雨が切れたのでこの時間を狙い降りる。下の方に梓川が見える。晴れていればここから大キレットがよく見えるはずなんだけど。風が強く風圧で耳が痛くなるほどだった。

景色は見えなかったが蝶ヶ岳名物の二重稜線は見ることができた。これが見れただけでも良しとしよう。そして下山し始めると雨がどんどん強くなっていき、横尾近くではもはや土砂降りに近かった。

15時に横尾に下山し、横尾山荘前でひとり作戦会議。天候はこの先よくなることはないだろう。ここから上高地までは3時間も歩けば着く。そして松本、東京に帰りゆっくり布団で眠る。横尾から先に進めばもう登るしかなくなる。しかし槍沢ルートを使う限り槍ヶ岳山荘までの間に危険箇所はないし、雨でも登ることに問題はない。大キレットはいけないかもしれないがここまできたら槍だけは拝んで帰ろう。俺の心はもはや先に槍に登り始めていた。

横尾から槍沢ロッヂまでは雨が降ってるながらも耐えられないほどじゃなかったんだけど、槍沢ロッヂからババ平までの30分はマジで土砂降りだった。山の中で台風でもないのにこんなに降るのかよ!と突っ込みながら登る。ババ平着いても雨が強すぎてテント張るのがためらわれたけど止む様子もないし覚悟してテント張った。この時点でけっこう着るものを雨で消費してしまい、残りが少ない。明日からどうしよう。横尾で買い込んできたパンを食べてから就寝。