Sunday, December 15, 2013

響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ

自分は吹奏楽とか疎いのでユーフォニアムという楽器自体最近まで知らなかったんだけど、ちょっと知る機会があってそうしたらちょうどこの本が出たので買ってみた。


感想としてはちょっと厳しめになるけど、よくも悪くも「普通の高校の部活だ!」という印象。自分は吹奏楽やってたわけじゃないけど、ああー高校の部活ってこんな感じだよねー、と思った。そういう意味では懐かしさがあってよかったけど、やっぱ小説を読む時って単に懐かしさだけじゃなく、自分が経験しなかったことや、現実ではちょっと起き得ないようなある意味「ご都合主義」な何かを求めてるんじゃないだろうか。そういう意味では以前読んだくちびるに歌を (小学館文庫)はかなりご都合主義ではあるもののそれをうまく組み合わせてた。

そしてこれはかなり根本的な問題だけど、この小説主人公がユーフォニアムじゃなくて別の楽器でも全然成立するw なぜタイトルがユーフォニアムなのか、というところがもう少し欲しかったな。でも文体は悪くなく、文章が下手ということはなかった。

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