Monday, August 26, 2013

槍ヶ岳 2日目 ババ平〜山頂〜ババ平


2日目、8月14日は3時に起床し4時ほどまで星を見ていました。8月13日未明はペルセウス座流星群のピークだったので、次の日も数分に1回は大きめの流星を見ることができた。ただ翌日の15日はほとんど見られなかったので、今年の流星群はピーキーだったようです。4時を過ぎて山際がわずか明るくなってくるとだんだん起きてくる人が増えてきます。気温はおそらく12〜13度くらい。肌寒いけど上を着ていれば震えるほどではないかな?早起きしたこともあって5時には準備完了し、重い荷物はテントに置いて山頂を目指します。槍ヶ岳の午後は崩れやすいのでできれば15時前には戻ってきたい。

1時間も歩いたところで大きな雪渓に出ました。雪渓の上を歩いている足跡もありますが、夏の雪渓は下が溶けて「シュルンド」と呼ばれる空洞になっています。雪渓を踏み抜いてシュルンドに落ちたらかなり危険です。なので、どうしてもという場所でない限りアイゼンもなくアンザイレンもビレイもしない俺ら素人登山者が不用意に雪渓の上を歩くべきではありません。ついでにいうと俺は山岳保険に加入しましたけど、このような装備が必要な場所を行動するときは保険のランクが上がります。

ときおき山の上でヘリが周回していたのでもしかして遭難でも発生してオロク(遺体)を下ろしているのかと思ったけど、どうやらそこに山荘があるようだった。航空法上遺体は物品として扱われるのでヘリ機内への持ち込みができず、救難時に亡くなっていた場合吊り下げて運ぶそうです。ときおり雪渓からの雪解け水があるのですが、これの美味いこと!こんな旨い水はここまで登らない限り飲めませんよ。

そして出発から2時間ほど歩いたところでついに目前に槍ヶ岳が現れました。今回の登山で一番テンションが上った瞬間です。ついにここまできた!という思いになった。でも実際にはここからまだ1時間以上登らなければならず、あと少しと思ったら騙されますw

8時半、槍ヶ岳山荘に到着。出発から3時間半で予定よりかなり早いペース。他の登山者と違い荷物が少ないのでわりとすいすいこれたからな。登るにつれ息が切れやすくなり大気が薄いことを実感しましたがなんとか高山病にはならず。槍ヶ岳山荘は槍ヶ岳の真下、3000m近くにある山荘です。持ってきたカロリーメイトがパンパンやで。ここで一休みして、荷物をおろし、身軽になって穂先に登ります。

9時15分、ババ平から4時間15分でついに山頂に立ちました。いやー絶景!今までトレーニングで登っていた東京の山とはまったく違います。奥多摩には申し訳ないけど、この瞬間に本当に山が好きになった気がする。穂先はご来光の時間と昼からかなり混雑するようだけど、9時前後はそのスポットになるようですいすい登れた。混雑時は往復に3時間かかることもあると聞いていたのでちょっと拍子抜けです。でもこんな足場の悪いところで待たされたら危ないよね。空いててよかった。山頂は寒いかなーと思ってホットコーヒーをサーモスに入れて持っていったんだけど天候も最高で全然寒くなく、水が美味しかったですw

槍ヶ岳山荘に戻って記念にマグカップを買って、10時半に下山開始。名残惜しくて何度も振り返りつつの下山でした。道中トリカブトを見つけて写真取ってたら山岳警備隊の方がちょうど通りかかって食べないでくださいねって言われましたw

13時半にババ平到着。川原に銀マット引いて30分ほど昼寝しました。そのあと相棒をたたき起こしてまた川に泳ぎにいったw 前日は浸かる程度だったので不満だったのです。俺はもっとできる子!ということで全身入ってきました。マジでシビれる冷たさやで。てかこのあとやることがマジでなくて困ったw 俺も本の1冊くらい持っていくべきだったな。19時過ぎに就寝。

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