Tuesday, August 5, 2008

量子力学の解釈問題

量子力学の解釈問題―実験が示唆する「多世界」の実在 (ブルーバックス 1600)量子力学の解釈問題―実験が示唆する「多世界」の実在 (ブルーバックス 1600)コリン・ブルース ☆☆☆

ブルーバックスの中ではかなりハイレベルに分類される本だった。俺はじぇんじぇん専門ではないけど、少なくとも量子力学の基本的概念と歴史を知っていないとまったく読めないだろう。

著者はいわゆる「多世界解釈」の擁護者なんだけど、この本は理論的な話が多く結局のところ「多世界解釈の持つ意味」というところにはあまり触れていない。それがこういった本のキモだと思うんだけどなあ。特に「自己」や「意識」ということに関してはかなりナイーブな感じで、もうちょっと突っ込んだ議論がほしかったところ。
我々が認識する宇宙全体は、有限な情報しか含んでいない。0と1の十分長い列によって完全に記述できる。したがって、無数のサイエンス・フィクションで仮定されているように、我々の世界は、それ自体のデジタル・コンピュータによるシミュレーションと区別がつかないかもれない。
っていうのは重要な指摘だと思う。実証主義的に言えば、区別がつかないのなら区別する必要がなく、シミュレーションと現実には差がないということになる。


カクレカラクリ (講談社ノベルス モF- 42)カクレカラクリ (講談社ノベルス モF- 42)森 博嗣 ☆☆☆☆
森博嗣にしてはかなり単純な小説だったと思う。ただし森博嗣の良さは殺されていなく久しぶりにノンストップで読み終えた小説だった。ただ、最近森博嗣の小説を読んで鳥肌が立つようなことってなくなったなあ。

エアコン

あんまりむきになるとちょっとアレだし恥ずかしいのであんまり表立って公言することはなかったんだけど、やっぱりみんなエアコン使いすぎちゃうかなあ。エアコン使うにしても、夏だったら多少汗ばむくらい、冬だったらちょっと肌寒いくらいでいいと思うんだけど。ボクみたいに夏でも絶対にエアコン使わない、冬は部屋の中でもコート着てる、というのは極端だろうけど、デパートや薬局の前通ったとき真夏の炎天下なのに道路まで涼しいってのは異常だと思うんですよ。あんま大げさなことはいいたくないけど、どうしてもエアコンというのは環境に対する罪なんちゃうかと思ってしまいます。ボクは、人道に対する罪は生きている人間全てが背負うべき犯罪であり(少なくとも自由なメディア報道が許されている国の人間)、ボクもホロコーストの責任を感じている。そのせいでボクが担当する人文書コーナはやたらホロコースト関係が多いw 同様に、ボクがエアコンを自分の部屋で使わないからといってボクが無罪であるわけではないけど、少なくとも自身の責任は認めたいと思います。