Monday, August 13, 2007

思考回路は熱中症寸前

あまりに暑い日が続くせいでちょっとばかり夏バテ気味です。ボクはバテてくると、体が重くなるよりも思考がネガティブになってしまいます。というかいつもはネガティブの上にポジティブの皮をかぶってるような状態なんだけど、皮をかぶる気力がなくなってしまう。あーせめて今日チオビタ買ってくりゃよかったな。栄養ドリンク飲んでないとなんもできないよ。しかも所用で毎日炎天下の中を歩いてるのでいろいろ使い果たしてる感じ。まあオナニーは毎日してるんだけど。日焼け止め塗ってるのにだんだん黒くなっていきます。

ボクは怒ってるときや悲しんでるときはけっこう涼しい顔をできるんだけど、楽しいとき、嬉しいときは顔に出るのを抑えられません。ITサポの職場ではメッセンジャでやり取りすることが多いんだけど、当然職務に関することばかりをやり取りするわけじゃないし、目の前に座ってる人間とくだらないやり取りをすることも多いわけです。そういうとき素知らぬ顔してできればいいんだけど、ボクはどうしてもにやにやしてしまうんだよね。または無理やり抑えてるので苦虫をかみつぶしたような顔になってるかのどちらかです。こういう性格なので電車でiPodで漫才動画みてても笑っちゃうし、コンビニで立ち読みしながら肩を震わせています。まあ、怒りが抑えられない人間より笑いが抑えられない人間のほうが無害っぽいのでいいんだけどさ。ボクのようなクールが信条の人間があんまりにやにやしてるのはキャラにあってないのでなんとかしたいところだと思う。ファンに怒られちゃうし。

日本語には「焼き肉を焼く」とか「ゆで卵をゆでる」というような表現があります。これをそのまま英語に直訳してしまうと"I roasted roasted beef."炭でも食わす気か!"I boiled boiled egg."固茹ですぎるだろ!ということになってしまう。つまりこういった動詞は、目的語が動詞の結果を表しているわけです。ボクの感覚では(専門ならちゃんと調べとけよ、というツッコミは不可)他に大根おろしをおろす、煎りゴマを煎る、など料理に多いようなので、料理動詞 と呼んできました(俺用語)。もちろん「溶き卵を溶く」「かき氷をかく」「冷やしトマトを冷やす」など言えない(言いにくい)表現も多いので料理に関する動詞が全て結果を目的語に取れるってわけじゃないんだけどさ。

今日思ったのは「拳を握る」って表現も、握った結果が拳なんだよな、ということです。手を握ったのが拳で、手を開いていたらやはりそれは拳ではない。だから料理に限ったものじゃないんだよね。それに調べてみると英語でも"double a fist" "clench a fist"という表現があり、fistはやはり握ったものを指すので、英語でも結果を目的語にする表現はあるわけだ。目的語が結果になっているってのは統語論の観点から見ると興味深い。もしかしたら普通の他動詞の構造と違うところがあるんじゃないかな。それともただの意味論的なものだろうか。

ところで「馬から落馬する」「頭痛が痛い」みたいな表現は重畳言葉と呼ばれるけど、「ゆで卵をゆでる」が重畳言葉だと言ってるのは聞いたことがない。実際ボクの感覚としても重畳言葉と料理動詞には何か質的な違いがあるような気がする。ここらへんもうちょっと突っ込んで調べてみるべきだな。今年の夏休みの課題にしよう。

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