あまりにショックで店の前でしばし茫然としてたんですが、その間に何組もの人がやってきては看板を見てがっかりして帰っていきました。やっぱ人気あんだなー。1000円前後の価格帯の店の中では飛び抜けて美味しいと思います。ドナも好きなんだけど、あそこはボクの中で少しだけタパスタパスより下で、値段も少し高いからな。あ、でもドナのジュノベーゼは少し苦味が効いてて最高に美味しい。
仕方がないのでお昼はラーメンにしようとしたんだけど、家系にするか札幌ラーメンにするか悩んで、一度札幌ラーメンの店見たあとで家系に行って、やっぱ札幌ラーメンにしようと思って戻ったら「5時より営業再開」の札が。ついてないときはついてないもんですね(T_T) 験直しにUFOキャッチャーしたんですが、1000円使って収穫なし。あー
ミスドでドーナツ食べながら森博嗣の『クレィドゥ・ザ・スカイ』を読みました。今回は章前にある引用がトルーマン・カポーティの『草の竪琴』からだったんだけど、これがあんまりぱっとしなかったな。なんでこれ選んだんだろ?
今作がシリーズ最終話だったわけだけど、終わり方がちょっと森博嗣の伝統的手法になってしまっている気がする。最後だけもうちょっとはっきりしたものが欲しかったな。ま、最初からこういうコンセプトで書いてるんだろうから文句言ってもどうしようもない。ただ、途中で何回かページをめくる手が汗ばむようなシーンがあって、こういうのは森博嗣に珍しいと思う。ロジック的ではなく、時間的なスリリングさがあった。
別の人生という仮定はそもそも矛盾を孕んだ概念なので意味がない問いではあるけど、もしもあるのならボクは別の人生を選択するだろうか。
多分しないだろう。別に今の人生が素晴らしいわけじゃないし、うまくいかないことばかりだ。
それでもボクはこう生きざるをえない。こうとしてしか生きることができない。例え他の人生であっても。
アンビヴァレンスとは。
二つの感情があることではなく。
アンビヴァレンスとは。
二つの感情の中間ではなく。
アンビヴァレンスとは。
二つの感情が平行的かつ全般的に連続的な混合を成すこと。
ボクは愛しているのだろうか。
ボクは憎んでいるのだろうか。
その問いは意味がない。
定義されていない。
贖う相手はなく。
自らを肯ぜず。
報え魂魄を。
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