Friday, June 30, 2006

芥川龍之介

お客様に「芥川龍之介の人間失格はないですか」と訊かれました。すみません、日本全国どこの書店に行かれても芥川の人間失格は置いてないと思います。

言葉だと説明しにくいんだけど、発達心理学の授業で「池の手前に丸い木、右側に三角の木」の絵を描いて、池の向こう側に回って池を描いたらどういう図になるでしょう、という問題があった。もともとこれは小学生低学年を対象とした実験の問題なので間違えるはずもないと思ったんだけど、意外とみんな間違えるのね。というか半分以上の人が間違えてた。たいてい左右か前後のどちらかをそのままにしてしまう。以前よく売れた本に話を聞かない男、地図が読めない女というものがあったように、これも女性が不得意とする問題だそうだ。もちろん説明されたり、注意深くやれば大丈夫なんだろうけど、瞬間的にそっちに注意が向かないらしい。試しにあやかにやってもらったら、やっぱりちょっと間違えてました。ボクは自分の空間能力にあまり自信を持ってなかったんだけど、平均的な女性よりはあるのかもしれませんw ただ、地下街と地上の方角を結びつけることは全くできないのでボクは三次元把握に弱いのかもしれない。

漢字変換にegbridgeというソフトを使っているのだけど、携帯みたいに予測変換機能がついているので便利です。WindowsでもVistaからは搭載されるのかな? でもたまに「はじめ」って打つと「始めは処女の如く後は脱兎の如し」とか言ってきます。なんですかそれは。始めは処女の如く後ろは脱糞の如し、じゃだめなんでしょうか。

脱糞といえば(<話を広げるな)、このごろうんこをするたびに名前を付けてまして、タイガーとかダイナマイトというのが産まれました。最近のヒットはドラゴンでしょうか。そして流すときに「グッバイ、ドラゴン」と言ってお別れするわけです。まさに昇竜。そんな話をしてたある日、帰宅するとあやかが「今日すんごいうんこ出た!こんなくらい!」とはしゃぎながら飛びついてきました。どこかで何か間違えてしまった気がします。

宇宙クリケット大戦争
宇宙クリケット大戦争
ダグラス・アダムス, 安原 和見

永らく絶版になっていた宇宙クリケット大戦争の別訳版です。どちらかというと主人公のアーサーがこの奇妙キテレツ変幻自在な宇宙に適応してきた感があり、前作までの次から次へと襲いかかる不条理に悩まされるアーサー、という流れは薄くなっているかもしれない。惑星を作っちゃえ、とか宇宙の全ての謎を解いてやる、みたいな無茶苦茶さもあまりないし。でもそこはそこ、アーサーの勇猛果敢な行動に感動し、ゼイフォードの意外にお茶目な感性に吹き出すのも悪くない。ゼイフォードって意外とフツーだよなwww

今まで訳されてなかった第4作、第5作も出るということで、まったく嬉しい限りですな。つーか一応銀河ヒッチハイクガイドの英語版は買ってみたんだけど、いつ読もう?

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