Sunday, March 5, 2006

神狩り2



お友達のきゃらめるちゃんが遊びにきたよ。

実物の猫を見るのは半年振りのはずなのに、やっぱ猫は仲間だってわかるんだね。初めて会う人間に自分から寄ってくなんてことはしないしょこなのに、きゃらめるちゃんには一目散にすりすりしにいくんだから。

昨日は猫を二匹抱いて寝ました。超しあわせvv

鹿児島にいる間に山田正紀の『神狩り』『神狩り 2 リッパー』を連続して読んだ。

『神狩り』は文句なく面白い。言語学をやってるものとしてけちをつけようと思えばいくらでもつけられるが、それはそれ、SFに対して物理学者が本気で反論することはないんだしね。SFらしい疾走感とスリルに溢れた素晴らしい作品だと思う。確かにこれはSF界における、一つの金字塔なんだろう。

それでつい『神狩り 2』にも手を伸ばしてしまったのが間違いだった。わざわざ日記で書いてまでくさすこともないのかもしれんが、いつもブックオフの俺が、生協の1割引でもなく定価の2000円も払ったんだから文句くらい存分に言わせてもらうww

はっきり言ってしまって、これは"SF"という範疇を超えて半分は単なるトンデモ科学と言っていい。前作は物語の導入手段として擬似的な言語学や論理学を持ち出したに過ぎない。それはSFの常套手段でもある。ところが神狩り2ではその擬似的な言語学、脳科学がメインストーリィを構成していて、読んでておちょくられてるとしか思えない。神クオリアってなんだよww だいたいSFの中である理論を紹介するときに「~~らしい」って言い方をしてるのがムチャクチャだ。それって小説の中のこととしてじゃなく、筆者が素で思ってることでしょ? 小説家が地の文で自らの勉強不足を明かすのは正直何考えてるんだって思うんだけど。

さらにもう半分の小説としてのストーリィも適当極まりない。後書きで「かっこいいSFに戻りたかった」みたいなことを書いてるけど、多分かっこいい小説を書こうと意識しすぎてて場面場面の圧倒感を出すのに精一杯で、全体としてのつながりが全然ない。どうして天使が出てくる必要があったの?神は何を操ってるの?前作の流れから言えばそういったことを書かずには進められないはずなんだけど、そんなことはお構いなし。だから前作の神と2の神が全然違うような印象を受ける。かといってメインキャラの一部は前作から使ってるわけだし、前作を前提として読まないわけにもいかない。

結局、「いわゆるかっこいいと言われるようなSF」を書いてみました、くらいの小説になってると思う。アマゾンのレビューで「前作を貶める」なんて書かれてたけど、まったくその通りだよなー


神狩り 2 リッパー
神狩り 2 リッパー
山田 正紀

成績発表があってやっと卒業が確定したよ。卒業おめでとう>自分
大学院の要項みたら、授業を6つか7つも受けないといけない。単に聞き流すだけでいい授業もあるなら10コマでも大丈夫だろうけど、院のゼミ形式みたいな授業を6コマってめちゃくちゃきついなあ。俺文献読むの大嫌いなのに。しかも俺は英語教育学専攻だから、まったく興味ナッシングな教育学や心理学みたいな授業(しかも曲がりなりにも院レベルの)を取らなくちゃいけない。わかってたことなんだけどさ・・・・ほんとに卒業できるんだろうか。