ALIAS - エイリアス アナログ的な連続階調値をデジタル的な離散値にサンプリングした場合に現れる、もとのデータには含まれていない虚像。 Science : 02/24/1999 Link Free. All rights resigned.
Friday, November 4, 2005
『宇宙300の大疑問』
宇宙300の大疑問―何から何まで、だれもが知りたい宇宙の謎
ステン・F. オデンワルド, Sten F. Odenwald, 塩原 通緒, 加藤 賢一
天文学者のオデンワルドが主催している"The Astronomy Cafe"というサイトを本にしたもの。まったくの素人や天文ファンが質問をして、オデンワルドが答えていく形式。
出ている質問は「土星の環の厚さはどれくらいですか」という単純なものから「重力はどうやってブラックホールから脱出できるのですか」というかなり高度な質問まである。全体的にどの質問と答えも読んでいて面白いと思う。
注目すべきなのは、オデンワルドの「フェア」な態度だろう。天文学、物理学を押し付けるのではなく、学問的な正当な立場から考えうるもっとも妥当な回答を示す。例えば、ビッグバン理論はほぼすべての天文学者に受け入れられた理論だけど、本当に100%完璧なわけではない。ところどころ、説明できない部分や仮定があるし、他の理論で説明できるかもしれないところもある。だけど、今現在観測されている宇宙の描画をほぼカヴァーできるような理論はビッグバン理論しか存在しない。一部分だけ取り出して「ビッグバンは存在しなかった」とか「相対性理論は間違っている」と主張することは科学としてアンフェアなわけです。
サイトを読むと英語の勉強としてとても役に立つと思います。TOEFL対策にぜひ。
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