Sunday, August 14, 2005

『相対性理論の世界』

相対性理論の世界―はじめて学ぶ人のために
相対性理論の世界―はじめて学ぶ人のために
ジェームズ A.コールマン, 中村 誠太郎

量子論や現代宇宙論はほとんど含まれていない、相対性理論に特化した入門書。素粒子とか超ひもとかいろいろ書いてあると混乱しちゃう、という人にはお薦めできるかな。相対性理論と以前の物理学は何が違うのか、とか相対性理論はどのように実証されるのか、ということが丁寧に書いてあります。

ただし「どうしてそうなるのか」という原因はそんなに深く追求されていない向きもある。この本だけではどうして早く走ると長さが短くなったり、時間が遅くなったり、質量が重くなるのか、ということまではわからないかも。まあとりあえず結論だけ知っておいて、次の本で原因を知ろうとするってのも悪くないと思うけど。

ニュートン物理学でも光は曲がるとか、重力の理論である一般相対性理論だけじゃなく、特殊相対性理論でも光は曲げられるとか、意外と勘違いしそうなことを正確に書いてあります。ただ、「光子は質量を持つと考えられている」ってのはどういう意味だろう。光速で移動するものは質量を持てないと思うんだけど。