Sunday, August 28, 2005

『最新宇宙論 われわれはビッグバンの瞬間に到達できるか』

学研の最新科学論シリーズ2『最新宇宙論 われわれはビッグバンの瞬間に到達できるか』を読んだ。この雑誌、というかシリーズは絶版になってるみたい。この号が出たのは1988年。

マーティン・リースのインタビューが載っててよかった。内容的にはインタビューだし、そんなすごいことは言ってないんだけど。というか、この人すげーかっこいい。この雑誌に載ってる写真ではかなりクールだけど、今はかなりダンディーになっているようだ。

ムックだけあるというかなんというか、宇宙生命体への関心度がやたら高いのはご愛嬌(笑 といってもかなりシリアスな議論で、決して安易に宇宙生命が存在することを認めるものではない。でも、そのことに関してはリースの言葉が今でも有効だろう。「いずれかの立場をとるには、われわれはあまりに無知です私は、誰も知的生物の進化がどこででも起こり得るか否かを言える状態にはないと思います。」

その次のインタビューでは、マイケル・ハートが銀河系内には生命は地球にしかいないだろうと予想しています。ただし数百年以内に恒星間移動が可能になり、200万年以内に人類は銀河系を植民地化すると言っています。もちろんこんな予想はあまり意味がないわけですが。あと植民地化といっても銀河政府ができるとかそういう意味ではなく、単に生命が散らばっていくというくらいの意味。

私が思うに、人間原理の最終的運命は、自然界のすべての力を統一する究極理論が、ある種のランダムな要因を含むものになるか否かにかかっています。 マーティン・リース