Tuesday, August 30, 2005

原価とお得感。

マクドナルドに行く途中部室によったら児玉さんがいた。マンガやブログペットなどについて小一時間ほど話していたような気がする。

その後ボクはマクドナルドにいったんだけど、児玉さんは「ダイエットしてるから、松屋にする」といって去っていった。それはダイエットじゃない。

マクドナルドの今のメニューにはコンビセットというものが存在する。ポテトMとマックチキンかチーズバーガーで250円だ。そしてコーヒーかドリンクSなら100円なので、350円でセットみたいになる。これは非常にお得だ。テリヤキバーガーも好きなんだけど、セットにすると500円だ。マックチキンと比べてテリヤキに+150円の価値は見出せないので、結局いつもこの350円のオリジナルセットにしてしまう。

単品でドリンクSは小さいが100円で、ドリンクMは大きくて170円だ。マックチキンセットは400円で、単品で頼むときより70円割引になる。コンビ+ドリンクSの350円は、単品だと400円なので50円の割引だ。するとマックチキンセットのほうが割引率が高くて得になるように思える。しかしもちろんこれは錯覚である。

そもそも「得」をするとはどういうことか。これは、希望する商品が普段より安く、または量的に多く、または付加サービス付きで、手に入ることだ。この「希望する商品」というのがみそで、消費者はまずこれを第一に認識する必要がある。これを忘れて買い物にいくことを、古来「安物買いの銭失い」と称するのです。

得をしたかったら、まず自分が何を欲しいのかを先に決める必要がある。ドリンクがSで十分なのに、70円得になるからと思ってコンビではなくわざわざセットを頼むと、マック側としては350円ではなく400円もらえることになるので大もうけです。値段のマジックですね。

ドリンクがSではなくMだから量でちゃんと得してる、と思う人もいるんでしょうが、ご存知の通りドリンクなんて原価はほとんど存在しません。かかるのはサービスという人件費のみ。よく考えてください。マックとしては、ドリンクにお金はほとんどかけていません。あなたが「同じサービス」に100円出すのと、150円出すのでは、どちらが得だろうか。もちろん喉がやたら渇いていて、MやLじゃなきゃ満足できない、というのなら話は別であるが。とにかく、Sで十分なはずなのに割引に釣られてMを選ぶというのは店側の思う壺なのだ。

ところですべてのものに本当は原理的に「原価」は存在しない。レストランで料理を作るとき、野菜を買ってこなくてはいけない。だから野菜に原価がかかってるように見える。でも、野菜を作っている人にとっては野菜は生産物であり売り物である。農家は農薬や苗を買わなくちゃいけないけど、同様の理屈で農薬も誰かの生産物である。設備投資も同じで、誰かがそれで利益を得ているのである。

つまるところ、自分たちの中で使うお金を人件費と呼び、外に出すお金を設備費、原価などと呼んでいるのだけど、回り回ってみればすべてのお金は人件費なのだ。これは当然である。お金というのは人が人に対して価値を移動する行為なのだから、本当はどこにも「物の値段」など存在していないのだ。(美術品の値段なども本当はそう。ただし価値に対する価値なので、単なる値段より少し複雑。)

そして物の値段が存在していないのだから、100mlで100円より200mlで150円のほうが得だ、と思うのは錯覚なのである。物にお金を払っているのではなく、人にお金を払っているのだから。もちろんこれはマクドナルドだけではなくすべての買い物にいえることである。そして当然ながら店側は、客にこのことを悟らせないようにうまく「お得感」を出すことを狙っている。

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ISM氏ができちゃった結婚するそうだ(笑 前から「外で出してるんだけど」という、非常に間違った避妊方法を実行しているのでそのうちと思ってたんですが、まさか本当になるとは思わんかった。でもまあ結婚するんだからおめでたいよね。結婚というか、子供ができることも考慮してないのにピル飲まず生でやるのはアホですが、いざできたときに結婚するなりできるんだったら生でもいいよね。

ISM氏は「いつ仕込んだのかわからないのが残念だ」と言ってるけど、それは非常によくわかるなあ。ボクだったら作るときは作る!と決めて濃厚なセックスをしたいですね。いつ仕込んだのかわからない、なんてのは無念です。付き合ってから初めてのセックスを写真に残すのを忘れて悔やんでいるので、仕込むときはぜひ記録に残したい。

そういえばISM氏がうちにきたとき、「最近彼女のおっぱいが大きくなったんですよ」と言ってたのは、これが原因だったんだな(笑