Friday, June 7, 2002

ログ47('02 06/05~08/26)

02.08.26

白樺湖では毎日朝と夜に2回走ってたのになぜか寝不足だったんだけど、こっちに帰ってきたらよく眠れるようになりました。やっぱ布団が変わると眠れないのかなー。そういうとこで神経質だとは思ってなかったのにね。昨日の夜中に歯を磨いていたら突然歯が欠けました。左下の臼歯が。普通にビビったので朝一で近所の歯医者に行って診てもらったらけっこう虫歯が進行してたみたいで、この機会に全体的に治すことにした。歯もけっこう小まめに磨くしお菓子なんかあまり食べないからこれも意外と言えば意外な一件。歯医者に通うなんて10年ぶりくらいだなー。

午後は上智大学にペゼツキー先生の講演会を聴きに行きました。でも内容が生成文法の最前線に関わることな上に、もちろん英語でお話になられるのでボクにはさっぱりピーマンわけワカメでしたことよ。講演会の後、生協で少し本を見てたんだけどやっぱ上智の本屋は言語学の洋書がすごい充実してる。何冊か買いそうになるも部屋に未読が転がってるのを思い出して思いとどまった。偉い、オレ。しかし上智大学ってオサレでいいよなー。上智生ソフィアンを気取ろうと思い上智グッズを買おうとしたけど気に入るのがなかったのでやめ。前から重ね重ね言ってきてることではありますが、私はどう考えてもどこから見ても上智っぽいと思います。

そういや上智大学は英語名がSOPHIA UNIVERSITYなので学生はSOPHIANソフィアンと呼ばれるんだけど、早稲田大学の総長はそれをぱくって学生のことをワセダニアンと呼称します。ワセダマンは男女平等の立場から言わないらしい。それはいいとして、WASEDAって最後がDAで終わってるからニアンって「ニア」がでてくる余地がない。イラン人がイラニアンなのは、あくまで最後がNで終わってるから。例えばテキサス州の人はテキサスニアンなどではなく、テキサンです。ということはワセダの場合「WASEDAN」が学生の名称となるわけだ。「ワセダン」、、、、ダサッ!

久しぶりに家庭教師に行ってきたら英語の宿題はまったくやってなかったけど、あれほど数学嫌いの彼が50ページに及ぶ膨大な宿題を完璧ではないにしろ、むしろかなり飛ばしているにせよ、最後までやってあったのでちょっと感動。でもお母さんはどうにも完璧さを求める人で、いつも勉強しないってケンカばっかしてるんだよね。決して見下してるわけじゃないんだけど、多分お母さん自身勉強をあんまりしたことがないんだろうね。だから彼のどこを認めてどこを伸ばさせればいいのかわからないのかもしれない。いや、ボクがそんなに偉そうなこと言えるわけでもないんだけど、ボクがあのお母さんの子供だったらあんまり勉強したくなくなるだろうなーと思ったってこと。
02.08.22

池上嘉彦先生の名著、「記号論への招待」に直筆サインをいただいちゃった♪

池上先生(右)と意味論の西村義樹先生(左)に挟まれて 。

生成文法の大御所、MITのペゼツキー先生と一緒に 。

でもここを見てる人でこの写真の価値がわかる人ってほとんどいないよなー

02.08.19

今日から講義が始まった。一限は萩原裕子先生の心理言語学 。本当は郡司隆男先生の形式意味論 を取る予定だったんだけど、ハンドアウトがあまりにも難しくて多分取っても理解できないだろうと思って、それは今後の課題にしてこっちにしたんだ。でも郡司先生とは少しお話させてもらったけど日本的知識人って感じの方ですね。日本的って悪口じゃないっすよ。ボクは和風と日本的って言葉を同じ場所で使いますから。で、心理言語学面白すぎ。マジサイコー。100分授業なんだけど、こんなに時間が短く感じる授業って稀だからね。しょっぱなから参加してよかったーって思わされちゃったよ。内容的には脳のどこに損傷を受けるとどういう失語症が発症するか、なんていう神経学、生理学、言語療法のミックスのようなことをやった。

2限は今回のボク的大目玉(違)、池上嘉彦先生の認知言語学。初めて池上先生にお会いしたんだけど、非常に見た目若い人で驚いた。退官してけっこうになるはずだけど、55歳って言われたって信じちゃうよ。テーマはSubjectivity(主体性)で、今まで言語学ではどれだけ主観から離れて言語を分析できるかってことがよりよい方法への道だったんだけど、近年では逆に主観がどのように言語に関わっているかをみることが重要なキーとなっている。だって、言語はコンピュータやテープが話すのとはわけが違うよね。人間が意志を持って話すから言語は言語であることができるんだ。たとえばさ、これはボクがたまに使う比ゆだけど、言語をいくら詳細に解析して記述をしようと、それは「ところてん」の原材料や器具を一生懸命写真撮って設計図を描いてるくらいのことだと思う。一番大事なのは、誰がその心棒を押してところてんをうにゅ~って押し出すのか。押したい、食べたい、話したいなんていう心的欲求がない限りそれは静的な事実に過ぎない。言語には主体があるんだ。

3限はフクイナオキ先生などとも共同で研究をなさっている酒井弘先生の中級統語論 。かなり眠くて死んでました(死 それに難しかったしぃ~ 4限は上代日本語音韻論と言う超マニアックな奴。あまりに眠かったので部屋でぐっすり(刺 だって昨日あんまり眠れなくて夜中に3回も散歩にいったんだもん~ おかげで目も冴えて5限の計算言語学は非常に楽しく聴けました。辻井潤一先生がお休みになってしまったので代わりの先生がきたんだけど、集合論の基礎からゆっくり教えてくれるのでとてもわかりやすかった。

夜ご飯はしゃぶしゃぶだったので食べ過ぎちゃったから、白樺湖を一周走ってみた。ゆっくり走ってだいたい30分だから5,6キロってところかな。高原の夜の冷たい空気の中を走るのは気持ちいいね。(<本当は心臓が破裂しそうだった奴)

何ちゅーのす、紙が貼ったーるやつ。

02.08.18

いつも寝るのが朝の9時くらいなんだけど、長野の茅野に普通電車で16時くらいに着くためには新宿を11時に出なくちゃいけない。ということで徹夜のまま出発。乗換駅だと思ってた高尾駅を寝過ごして、戻ってみたらそのまま乗ってても良かったことが判明、なんてことをしながらも6時間くらいで到着(まともにいけば4時間弱)。送迎バスが来るまで時間があるからどうすんべかなーと思って周りを見渡すとどうも合宿に参加するらしき人がいたので話しかけてみたらそうだったので談笑してました。そのとき話してたのが認知意味論の西村先生なんだけど、西村先生は僕も何度か話したことのある池上高志先生と学部時代からの友人だそうで。プチ偶然だね。

宿は白樺湖湖畔にある静かなホテル。料理も最高級ではないけどボリュームもあってなかなかだし、これで5泊5日食費講習代すべて込みで45000円ってのは異常に安いね。あまりにも疲れたので今日は22時に寝るつもり。
02.08.17

この前野外物の企画AVを見てたら、ボクもやったことのあるところで撮影してて微妙にブルーになったり名古屋の実家の近くでやってるAVを見てしまったりしてる沖野真人ですこんばんは。ところでエロ本でもAVでも風俗でも数限りなくあるからさ、意外と女性の1%くらいは経験あるんじゃないかと思うのですがいかがでしょう。だって、高校の同級生で考えたらある年の卒業生数人がその道に進んだり経験したりするってことで、けっこうリアルな数字なんじゃなかろうか。もしそれが当たってたら今までに出会った女の中にもいたかもしれないわけですね。そう考えるとちょっとアレかも、と思いつつ俺の中学生の同級生が人気ソープ嬢で月収200万だってことを思い出した。焼肉おごったら一回タダでさせてくれるって話は今でも有効なのだろうか。

あれさ、テレビとかで高級官僚の汚職なんかについて街頭インタビューすると道行くおっちゃんとかが国民を馬鹿にしてる、とかふざけんな、なんて息巻いてるじゃない。でもさ、実際数百万数千万の金を目の前につまれてしかもばれない、なんて状況になったらどれだけの人が断れるだろうね。でも断れない人間でもそういう状況になることのない人ならば気楽に文句をつけられる。それが民主主義だもんね。女の子がいくら気軽に体を売ろうと、3万あげるから私とやろうって言われたときに断れる男じゃないなら何も言うことはできないはず。でもボクはそんな状況になることはないからお気楽にフェミニストを気取っていればいい。

セックス、セックス、セックス、ボクは何を求めているのだろう。夢の中で振り向いたクラークは君で、ボクの頭は真っ白になってしまった。100万年の人生と100万回の後悔と一度きりのセックス。全ての想いは一つの瞬間に凝縮され、目が覚めたときボクらは虚空をさまよう花束にキスを求めそれが叶わぬことを知るんだ。真実の愛なんていらない、むしろボクらは赤く彩られた虚飾の人形を擬態の愛で包むのだから。誰もが届かないことを望んでる。伝わらなくていい、君の綻びそうな首はボクが支えているのだから。この手首はどこへと開くのだろう?このセックスが終わるまで、せめてそれまで繋がっていて、ボクの手首。
02.08.15 てめえの血は何型だ!

寝るときに別の穴に入れちゃって、「なんかいつもと感覚が違うなー」と思いつつ、ま、いっか、と思いそのまま入れてたんだけど、後で見たら血が少し手についてビビりました。

ということで同じピアスホールにピアスを二つ通していたことに起きてから気が付いた沖野真人なんですが、今日は少しだけ告白したいと思います。名古屋でコンサートスタッフをやっていたときに、カメラチェックで預かったものの中にデジカメがあったのでコンサート中に勝手に写真をチェックしたことがあります。女の人がポーズをつけながら自分の裸を撮ってました。見てはいけないものを見てしまってすみません。土下座して謝ります。でもきれいでしたよ<フォロー これからコンサートにデジカメを持っていく人はメディアを抜いてから係員に渡しましょう。

CDレンタルでFLAME のCDを借りてきたんだけど、これがコピーコントロールCDとかいう奴でうまく聴くことができなかった。なんですかそれー、ということで一生懸命ネットで調べたら、なるほどこれはパソコンじゃ聴けないのね。ちぇ。(でもなぜか数時間後にデスクトップにはCloneCD, Daemon, Exact Audio Copyなどという名前のプログラムが増えた)

そんなことはどうでもいいんだけど、FLAMEかっこよくない?前からチェックしてたんだよね。で、今回のシングルはとてもいい曲なのでカラオケで歌おうと思ったわけですよ。ヒサト君かっこいー。俺と名前似てるし。顔も、、、、あわわわ。光ゲンジも再結成するかもしれないんだって?やったね♪ でも光ゲンジはボクのカラオケの持ちネタだからなあ。再結成されるとネタではなくなってしまう恐れもピアニシモあらず。

上のピアニシモあらずって今作ってオリジナルだと思ったんだけど、万が一と思ってネットで検索したらヒットしやがったよ。世の中には素晴らしいセンスの持ち主がいるものだなあ(感嘆)。先にいたんじゃ著作権を主張できませんね(このサイトはcopy rights resignedですが)。

ところでよく考えたらボクって著作権でもなんでもけっこう法律や憲法に関しては順法的ですね。なんでだろ?多分ボクが反抗したがるのは「無意識的に先入観や偏見を持ったり、盲目的に従順である」ことに対してであって、法律でもなんでも守るとかそういうことを意識しているなら特に壊そうとも思わないなあ。だから地下鉄とかバスに乗っていて、みんな端っこの席や隣に誰もいない席を取ろうとするじゃん?すごい人なんてわざわざ立ち上がって向かいの席に移ったりするんだよ?そういうのを見るとみっともないなあと思います。ボクは最初に座ったところから動きません。ちなみに7人掛けの座席では一人のときも必ず7人座れるように7等分のラインをまたがないで座ります。

ところで東京の地下鉄のポスターに、大股開いて座っている人が描かれていてその横に「その迷惑は計り知れない」なんてコピーが書いてあるものがあったけど、あれって7人掛けに6人しか座れないなら7-6=1で、一人分の迷惑ってことで計れるじゃんね。なんて思った人はボクのほかにいませんか?

なんてことを言っているととA型?などと言われたりするんだけど、ボクはO型です。多分。なんで「多分」なのかって、血液型って特に書類に載ってないじゃんね。親に昔聞いたんだろうけど聞いたときのことなんて覚えてないし、もしかしたらなんかの勘違いという可能性も十分考えられるわけよ。これって意外とみんなそうだと思うなあ。という話を友達にしたら、親の血液型からある程度推測できるじゃん、と言われた。そうか、親の血液型か。で、ボクの両親て何型なんでしょ?

で、何を書こうと、書きたいことが書けないのはなんでだろうね(答え;自業自得)

裂け目から下をのぞいたら毛むくじゃらの真っ黒蜘蛛が叫んでた。

Why do we kill ourselves in our LIFE?

落ちた右腕を食べられながらボクは答えるんだ。

Why don't you end it ALL in your life?

ボクは笑っていた。君は笑っていた。

血溜まりの中で。血溜まりの中で。
02.08.12

3日ほどウチの泊まっていた女の子は今日の昼に鹿児島へと帰っていった。鹿児島が実家で大学は佐賀なんだって。そんなに九州が好きなのか。大学は東京にすればよかったって言いながら帰っていったけど。東京って人が多すぎることとかに文句いう人がけっこういるけど、ボクはあんまり人ごみって嫌いじゃないんだなー。見てるといろんな人間性があるのがわかるし、逆にみんな同じことするのも観察できて面白い。例えばエレベータでみんながそろって階数表示をじっと見てるのを見るのはけっこう笑える。ペンギンみたいで。

お土産にスターバックスでコーヒー豆を買うっていうから付き合ったんだけど、あそこって豆を見てると丁寧に説明してくれる上に試飲までさせてくれるんだね。そんなきめ細かいサーヴィスも人気がでる一因なんだろうなあ。完全禁煙ってのもなかなかポイントが高い。

別の店でコーヒーを飲んでるときに、なんで砂糖とか入れるのに中途半端な量しか入れないのかって聞かれた。そうそう、ボクはたまにコーヒーに砂糖やフレッシュを入れるんだけど、必ず全部使わないで残すんだよね。あと、ティーソーサって絶対使わないし。これ、ボクの性格が典型的に現れてるところなんだけど、「人の言いなりになるのは何が何でもイヤ」なんだ。砂糖の量なんて人によって好みが違うんだから、「一袋」なんて定量で決められたくないし、カップはティーソーサの上に乗ってるものだ、なんてルールにも縛られたくない。こういうところボクはかなり偏執的で、中学生の頃なんて左右のあるスリッパを左右逆に履いてたしね、今でもピアスが左右で数が違うのも同じ感覚からだと思う。別に左利きだからそうなったというわけじゃないと思うけど。

そういう風に人が決めたルールに乗っかるのもあまり好きじゃないって人はいっぱいいると思うけど、ボクの場合さらに「本能」とか「人間であること human being」にも逆らいたくなることがある。だからさ、一時期セックスってことが大嫌いだったことがあるし(これは今は大好き。)、その当時付き合ってた女の子達とはほとんど触れてもいない。だからたまに恋愛や友情なんて感情から外れてしまうこともあるし(一応ちゃんと持ってるんだよ)、便利さや快楽ってことを少し懐疑的に思っている。もちろん、これは単に天邪鬼な性格なんだっていうこともできるだろう。

だけどさ、誰かそういう役を引き受ける人間も必要なんじゃないかな。インターネットだろうとテレビだろうと便利だって思うのは当然だけど、みんながそっちに流れたらヴァリエイションがなくなっちゃうよね。現代はさ、個性の時代といわれながらも大局的な面では絶対に均質化に向かっていると思う。だから、哲学者は、現代の楔にならなくちゃいけない。科学と技術の潮流がカタストロフを迎える前に(いずれ迎えるだろうケド)衝突のスピードを遅らせ衝撃を緩める最大限の努力をする人間も少しは要るはず。

ということで、ボクのこんな性格も実は世界人類の平和のためには求められているのですよ。エヴリワン。

02.08.10

今日はカミノが大学のワークショップで演劇をやるってことだったんで、ナルセを誘って見に行ってきた。鴻上尚史の演出で劇をやるなんて部外者の俺でも少しうらやましいなあと思う。劇はシェイクスピアの話だったんだけど演出がけっこう変わってて、ああ、原作なんてものは劇の骨格でしかなくってその肉付けこそが劇を引き立てるんだなあと思わされた。かなりアヴァンギャルドな感じだったので終わってすぐは消化しきれてなかったんだけど、今思うとスパイスの効いたいい劇だったと思う。どうでもいいけどヘレナ役の女の子は文学部の中でボクが前からチェックしてた子だったのでちょっとどっきり。

そのあとナルセとミスドでお茶しながらいろいろ話しててさ、ボクがいかに言語学が好きか、という話になったわけ。絵が見た人に「ボクも絵を描きたい!」と思わせることがあるように、音楽が数千人、数万人の人間をアジテイトすることがあるように、ボクも言語学を多くの人間をインスパイアするものにしたいのよ。わかる?言語学は音楽にも絵画にも演劇にも小説にも負けないの。それが部数であれ、動員数であれね。そのためにボクは教授になりたいと思う。数万人が言語学の講義を聞きに来るとか、今年度のベストセラーは「言語学の最前線」、なんて世界作ったら楽しくない?(笑

ナルセと卓球した。なかなかいい運動になったけど、最後のほうは息切れが。

なぜか女の子がウチに泊まりにきてる。友達の友達なんだけど、佐賀からでてきて泊まるところがなくなったからウチに泊まるってことになって。話してみるとすげーざっくばらんな感じで楽しいんだよね。じゃなきゃ泊めないって、マジで。でも、何でも話せる女友達ってえてして恋愛対象からは外されることになるので心当たりのある女性は気をつけたほうがいいね(笑
02.08.09

友達が帰省するというので羽田空港まで見送りに行ってきた。山手線からの乗換駅とか、ターミナルビルとか、意外とはっきり覚えていてちょっと感傷に浸ってしまうようなこともあったけど、とにかく今日は陽射しが強かったね。友達が無事に帰ってきますように。ちゃんと帰ってくるという安心感があるってのはいいものだ。

ところで ボクの別の友達の彼女は今、長崎にいるらしいんだけど、帰省じゃないんだってね。一ヶ月ほど他の男の家に泊まるそうな。もともと長崎の男と付き合っていて、でも東京で好きな人ができた、だけどまだ別れられないから向こうに行く、みたいな感じなんだってさ。客観的に言えば、友達も長崎の男も悪くなくて、その女の優柔不断さが問題なんだと思うけど、ボクの個人的な意見ではぜひ友達にその女をきちんと取り戻してほしい。長崎に行ってでも。だってさ、一ヶ月たって、帰ってきて、そして抱いたとき、その女は泣くよ。それでもその女は悪くない。誰が自分を、そして自分自身を責める他人を責められるだろう?ボクにはできない。自分の好きな女を泣かさないこと、そのために必要なのは優しさを装った曖昧さではなく、傷つけることを恐れない決断。

ボクはそれをできなかったのかもしれない。だから、彼には彼女を。友達が帰ってくるときはまた海の見えるレイルに乗って空港へ迎えに行こう。ボクらの夏が終わらないように。
02.08.07 ALL YOUR BASE ARE BELONG TO US.

いしだ壱世に似てるとか、SOPHIAの松岡君に似てると言われて調子に乗ってる沖野真人です、おはようございます。いや、似てないと思ってますって、ホント。

最近Philip.K.Dickの作品、"Do Androids Dream of Electric Sheep?"(邦題「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」映画ブレード・ランナー原作)をなんとなく原書で読んでるんだけど、やっぱ小説って難しいね。SFってこともあって単語も普通じゃないのばっかだし(cerebral cortex、大脳皮質なんてわかってたまるか!)、文法も破格なんだよね。言語学の論文なら1ページで辞書1回、1時間で6ページくらい読めるけど、この本は1ページで辞書20回以上、1時間で2ページくらいです。当然何言ってんだかまったくわかんない。もしもこれをラジオなんかで流された日にゃ英語とわかるかも怪しいところだ。というわけでいっそう英語の勉強に励もうと思う今日この頃なのでした。なんかまったくわからないものを勉強するのってガタついた脳みそに蹴りを入れてるみたいで少し快感なんだよね。短気だからすぐムカつき始めるんだけど。

裏切るとか、恋愛とか、なんだかわかんなくなってきた。春くらいのときは少し見えてた感じだったのに。すごく楽しくて、充実してるのに、これは仮想現実なんだって知っている、むしろ仮想であってほしいと願っているような、矛盾。以前なら、苦しくて泣いていたようなときに笑っていられる、自分。よく言えば人を傷つけて自分を正当化するのを止めた、悪く言えば適当に自分に嘘をついて深く考えなくなった。別に悪くなったとは言わないのかな。また一つ生きていくためのスキルを身につけた、それだけのことかも。

それに納得して、この気持ちや、未来まで失ってしまいたくはないけれど。
02.08.06

最近会った女の子に爽やか、18歳くらいに見える、ジャニーズ系、と言われて調子に乗ってる沖野真人です、こんばんは。さらにブリーチしてみました。

池袋のマクドナルドのレジに並んでるときさ、隣のラテン系のおばちゃんが注文しようとしてるんだけど日本語がわからないから困ってるのね。でもさ、店員のお兄ちゃんなんかさっきまではきはき対応してたくせに突然ぼそぼそと話し始めて、全然コミュニケーションになってないの。こういう場面に出くわすとやっぱ俺ってこの国の国民性と肌に合わねーって思ってしまうな。お互いが言葉で通じ合えないならさ、とにかくでかい声出してボディランゲージでもなんでも使って、それでもわかんなかったらしゃーないじゃんね。交渉を勝手に放棄したお兄ちゃんはやっぱもっと考えるべきだよ。

ハジリさんみたいな人工知能や計算言語学をやってる人たちと話してるときにたまに思うのは、やっぱボクとは目標が違うような気がするなーってことなんだよね。例えばチョムスキー的には"Human language is a psychological, ultimately a "biological object," and should be analyzed using the methodology of the natural sciences."(人間の言語は心理学的な、究極的には生物学的対象であり、自然科学の手法によって分析するべきである)なんて言われるけど、たとえどんなに記述的に言語を対象化したってさ、ボクの最終的な問い、"What's language?"には答えられないと思う。例えばさ、いくら人間を解剖したり、もしも精巧なアンドロイドを作れたとしても、「さて、では人間とは何ぞや」と聞かれたら首を傾げるしかないだろうね。だからボクは、科学的な言語分析ってのはすごく刺激的で有用だと思うけど、ボクの仕事じゃないと思う。

夏休みは読みたい本が多くて、2ヶ月じゃ全然足りないくらい。去年の8月なんてやることがなくて死にそうになってたくらいなのにな。もう1年になるのか。ボクは少しは成長したのだろうか?
02.08.03

ショウタとボクの部屋で飲んでたときに、確信(confidence)、ということが話題になった。彼は小説家になりたいらしいけど、ボクも彼も、教授になれるかとか小説家になれるかなんてことで少しも自分を疑っちゃいない。その中でどこまで行けるか、トップに立てるかどうか、それだけが問題なんだ。ボクらはただの大学生で、この手に何も持たず、いつもつまらないことで悩んでる。それでもボクらは信じて疑わない、この先自分が何かを得ることを。カンフィデンス。無謀と呼ばれようと、決してボクらはあきらめないし、自分がワンノブゼムではないことを知っている。それはボクがボクであることの誇りでもある。根拠も何もなくても、ただ確信と誇りを持ってボクらはネクスト・ステージへと駆けあがってゆく。

女がさ、セックスとかオナニーの話をしてるとちょっとどきっとしちゃうじゃん?まだそういうのって男がするとセクハラになるような時代だけどね。ボクは基本的にオープンセックスだろうがフリーセックス(タダ乗り?)だろうがなんだっていいと思うんだけど、ボクはたまにだんだん男性と女性が単性化しているんじゃないかって思うときがある。そりゃあ結構なことだね。女だって男と変わらないってこと、もっと証明すればいい。ただ、ボクらは生物として完璧な存在じゃない。完璧ではない存在の部分的完全性は癌と同じで、全体的破綻をきたすこともある。理屈じゃ完璧な博愛平等、男女同権、人間の生み出したいびつな完全さ。だから多分、ボクらは死滅することでトータル・パーフェクションを手に入れるのだろう。そしてボクは誰もいなくなった街を想いながら腰を振る。君のいない世界を、ファック、ファック、、、、ファック。
2.07.28

なんだか前からずっと気になってた歌詞があったけど今まで放置してた。でもやっぱ気持ち悪いので一念発起してネットで調べたり友達に電話したりしてやっとわかったよ。

でも途中で下の二つの歌を混同してることが発覚。

見つめ合うと素直にお喋り出来ない(サザンオールスターズ/THUNAMI)

優しくされると切なくなる 冷たくされると泣きたくなる(古内東子/誰より好きなのに)

....全然違うとか言うな。ちなみに本当に知りたかったのは古内東子のほうね。

今日は特に何も用事がないし会う予定の人もいなかったので自転車で近所を回りながらお茶をしたり古本屋で立ち読みしたりしてた。なんかここ数日神経が昂ぶってて落ち着きがないんだよね。じっとしていられない。当然アップダウンも激しくて電話をかけようとしてみたり消してみたくなったり。きっとカルシウム不足。そういう安直な理由であってほしい。

もう一度出会った頃に戻れたなら
もっと上手に伝えられるのに        (古内東子/誰より好きなのに)

If the time returned, what would I say to you?
Will the day when you come true come?
02.07.27

地球の未来にご奉仕するにゃん♪

ということでパソコンの壁紙を東京ミュウミュウ にしてみました。すげー見たい。これを見るためだけにテレビを買いたい。池袋の虎の穴に行ってグッズを買ってきたい。
02.07.26

三日間連続で飲み会だったなりー。23になろうと今年も全力全開バリバリのヒップはプリプリで行きまっせー。

ワタナベ君誕生日パーティ(07.24)にて。アリマに抱かれる俺 。中心にいる純朴な少年が我らがワタナベ君 。

ナルセ東京闖入歓迎パーティ(07.25)にて。濃い人間3人組 。説明不要。

人文専修A系統コンパにて(07.26)。辞書学の山田先生と一緒に 。

というわけで多少飲みすぎの気もあって、現在頭が割れそうになってます。

確証の持てない番号が手元にあったときって、どうすればいいんだろう。目の前を数字がぐるぐる回ってる。意味のない世界で踊るボクらはきっとステキな
02.07.23

久しぶりにカラオケ行って絶叫してきた 。そういえば大学に入るときダイスケと「カラオケには行かない」って誓いを立てたような気もするけど奴もよくカラオケに行くからよしとしよう。ちなみに腕に光る時計はこんな感じ 。超かっこよくない?お気に入りナリ。

山の手通りでタクシーを降りて、家まで歩いて30分。ボクは言葉を持たず、振り返ることもできず、ただ心を引きずり進むしかない。

100万回人生を生きるとしたら、ボクは100万人の女性を愛するだろうか?それとも、たった一人を100万回愛したいと思うだろうか。

誰も答えを持っていない。皆が皆、もがき、苦しみ、掴もうとして、死んでゆく。
02.07.14

財布の中に7円しかなくってご飯が食べられなくって死にそうになってました。仕方がないのでレポートを書こうとして、資料をコンビニでコピーしようと思ったんだけど、7円じゃコピーもできないじゃん!ということで部屋を漁ったら5円玉がでてきたから、店員のお兄さんに「コピーしたいから両替して下さい」と5円玉を二つ渡して10円玉ゲット。ということで現在所持金2円です。

家庭教師宅に行けばご飯も食べさせてくれるし、3000円もらえる!ということでドキドキワクワクして夕方を待ち望んでいたら電話がかかってきて、「息子が腰を打って病院にいくので休みにしてほしいのですが、、、、」って!あうあう。

驚愕的な事実ですが、ジーパンとハンカチを盗まれました。洗濯して干しているうちに。最初ジーパンが見当たらないから変だなーと思ったんだけど、回り見渡してもないし、だいたい洗濯バサミごとなくなってるのがおかしい。もしかして盗まれた?なんて思いながら他のも取り込んでると水玉のハンカチも消えてるし。いったい犯人の目的はなんなんでしょう?誰か教えてください。お金がなくてジーパンも買えなくて、、、、とかならいいんだけど、男に「ハァハァあの人のジーパンだぁハァハァ」とか言われてると二度と洗濯物を干せなくなります。

意外と超グラマーな超美人(当方ブリトニー・スピアーズ希望)がボクに恋焦がれた末の犯行なのではないか、と期待推理しているのですがどうでしょう。
02.07.07

春に終わった家庭教師先の家に行ってきた。前からお母さんに遊びに来てほしいって言われてたしね。いやーもうマサキ君は相変わらず引きこもっちゃってるみたいだったね。高校は入学式以来行ってないってさ。お母さんにお金渡されて二人でご飯食べに行くことになったので焼肉行きました。肉。肉。でもヒッキーとただご飯食べてもつまんないので酒飲ませてみたりして。引きこもりの教え子に飲酒を勧める金髪ピアスの家庭教師ってだめですか? お母さんからは「楽しかったようです」とメイルがきました。よかったよかった。

02.07.01

真実の愛とか、偽者の愛とか、世の中にはそんな言葉があるけれど愛に真実とか偽物ってあるんだろうか?それを語るにはボクはまだ若すぎる。ただ言えるのは、ボクの胸の中にいつも消えないでっかいかたまりがあるってことだけだ。
02.06.30

なぜか今回のlaputaのツアーに何ヶ所か行くことになるかもしれない罠。

今さら去年のlaputaのライブの写真 をダイスケから受け取ったりして。

生まれて初めて産婦人科に行ってきた。ちょっとドキドキ☆

立教大学の近くに行ったのでついでに記念撮影。


枯れた花も流したから?
戻れないとわかったから?
君は強く歪んで
もっともっと傷つくこと
どこか君は願っている
探している 教えて  (FACE / laputa)
02.05.25

今をすべて受け入れること、それが今のボクに最大限できること。ボクはいつの日にかまたここに戻ってくるだろう。そのとき胸を張っていられるよう、今を全力で受け入れなくちゃいけない。

毎日がけっこう楽しくて、友達とくだらない話をしては笑ってる。ボクの胸を締め付けるのは想い出だけ。自分の感情にも嘘がつけたらいいのに。

気持ちを伝えられないときってのがボクにとって一番辛いのに、なんでそういうことがよくあるのかなって思ってたんだけど、わかったのは結局自分でそういう状況を作り上げてるんだよねってこと。といってもそれがわかったところでどうしようもなくて、ボクらはすべてを胸に抱えて眠るしかない。

ボクは!ボクは!

眠れボクの中の想い。本当に大事なものって何なのか、見失わないように。想いって、雨にさらしたら早く風化するのかな?
02.06.21

相変わらずの自己中的人間なので、すべての権利を放棄して逃げ出したのは自分なのに未だに夢を見たりする。

多分現状はこれ以上ないくらい幸せで楽しい毎日。

なのに心が酸欠であえいでる。

ボクが、ボクが本当に求めていたのはアナタ。

この切なさまで夢だったらいいのに。なぜ感情だけはいつでもリアルなんだろう。

ボクの瞳は君を見ているか?
02.06.15

グリーンデスティニィという映画を見たんだけど、これがまたわけわかんなかったねー。最後まで見てもなんの話なのかわからない。一緒に見たアヤカは2時間無駄にしたと言ってる。ただこんな映画でもやっぱ金はかかってるわけで、ということは面白いと思う人もいるということなんだろう。言葉を知らなかったら本は楽しめないし、ルールを知らなかったらサッカーは楽しめない。同じようにある種のストーリィはその技法を知らないと楽しめないのかもしれないね。
ワールドカップやってるみたいですね。部屋にテレビがないので見てませんが、スポーツ観戦は好きなので興味はあります。せっかく日本でやってるんですから日本も少しは勝てるといいですね。日本がんばれー。ところでNATIONとSTATUSの違いを知ってる人だけが日本人という言葉を使ってもいいと思うんですけど、なぜか知らない人ほど日本人と言うし、日本批判をしたがりますね。知ってる人は使わなかったりします。この辺矛盾ですが、名刀を持つ武士ほど抜かず、腕の悪い剣士ほど抜きたがるようなものでしょうか。

この前はボクの部屋に8人くらい集まって飲み会をした。なんのコンセプトもなくたまには飲もうということで開催したんだけど、これがまた異常に盛り上がってみんな大暴走してた。大学2年にもなってみんな困ったものです。

庭に飛び出て行くアリマ氏。

このままビデオレンタル行きました。

友達に誘われて9月1日に日比谷野外音楽堂であるLaputaのライブを見に行くんだけど、なぜか同じ日の同じ場所で2年連続見に行くことになるんだよな。いや、偶然ですね、まったくもって。
02.06.09

DVDで羊達の沈黙を久しぶりに見たらハンニバルを見たくなったので借りてきた。比べてみると圧倒的にハンニバルのほうが面白いね。クリムゾン・リヴァーとかもそうだけど、ボクは単なるホラーよりこういういわゆるサイコ・ホラーってのが好きなのかもね。アメリカン・サイコはあまり面白くなかったけど。

羊達の沈黙でレクター博士が最後に「もっとよく話したいが、これから古い友人を夕食に....」ってセリフを言うんだけど、少し意味がわかりにくかったので英語字幕を見てみたら
"I do wish we could chat longer, but I'm having an old friend for dinner..."
になってた。こういうのって名訳だと思うんだけど、むしろ日本語字幕のほうがレクター博士の性格を表しているような気がするのはボクだけだろうか。

土曜はアリマの家に行って遊んできた。柏って遠いなー。なんか音楽の機材がごろごろしてて 昔のダイスケの部屋みたいだった。そばを食わしてもらったりしてまったりしてたらアリマの彼女から電話がかかってきて、なぜか馬場に行くことになった。ボクはどうせ帰るんだし、一緒に馬場まで直行。アリマ君を見た彼女はボクが目に入らなかったらしくアリマに抱きついてました。ぽっ。

理工学部のナマイ教授にやたら強く留学を薦められてるんだけど、ボクはイマイチ乗り気じゃない。留学するってのはボクにとって研究のみの人生を選択するってことに近くて、帰ってきてからどうこうなんて遅すぎると感じている。メンタルな距離は変わらないだろう。だけど、だからこそフィジカルな距離が今のボクの支えになっている。

アリマの部屋でずっとCoccoを聴いてた。久しぶりに聴く彼女の歌はボクの心を浄化してくれない。むしろ彼女の純粋な深遠はボクの浅薄でどうしようもない感情を浮き彫りにする。ボクはいつの日だったか君をどこかへ連れて行きたいと願った。そしてボクはあの日君の絶望を見て見ぬ振りをした。どこにも行けなくていい、そう思えなくて。どこにも行かない、そう言えなくて。
02.06.05

どれだけ考えても、やっぱり悪いのはボク。どれだけ考えても、突破口はない。どうしたらいいんだろう。ボクに鎖をかけてほしい。どこにも行けないように。君の元で、君の中で、君の膝で、ボクは死のう。だからボクがどこにも行かないように、目を離さないでいて。

ボクの瞳は君を見ているか?

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