Thursday, May 2, 2002

ログ46('02 05/01~05/31)

02.05.31

サークルではしゃいでたらモトハシに「いつも躁状態だけど、いつ堕ちてるの?」と聞かれた。グサグサグサッ。24hこんな感じだよーと言っておいたけど、実際にはいつも凹みまくりなわけで。ボクはナチュラルだと思ってたんだけど、やっぱ本当は単に躁状態になってるだけなんだろうか。

家庭教師派遣センタの長谷川さんと原宿で飲んできました。主題のマサキ君の話は横においておいて、終始女の話ばっか。結論としては、今度飲むときはボクが18歳を用意して、長谷川さんは年下好きの27歳を連れてくる、ということに。

電車の中で大島弓子のマンガを読んでる時点でかなり凹んでたんだけど、帰る途中に友達の部屋に寄って、そこで楠本マキを数冊読んで堕ちまくり。BGMのメリーゴーランドが傷口をえぐってくる。泊まるつもりだったんだけど、そのままじゃすげー下らないことを口にしていやな気分にしてしまいそうだったのでとっとと帰ってきた。

途中の公園を歩いてるときに真っ黒の奴らが襲ってきたから、水道で吐きまくって頭から水をかぶって全力疾走してみた。誰かボクを止めて。ボクはどうして生きてるの?このまま寝たら自己への嫌悪が闇の中から現れて、ボクはこの世界でなにを?

明日もボクは目を覚まし、何気ない日常に体を滑り込ませてゆく。でもこの違和感をどうすればいいんだ。何かが違う。ボクの求めてるもの、一瞬でいい、見せてくれ。胸を一突きする、あと一歩踏み出す、そのきっかけをボクに与えてくれ。誰かボクを、、、、誰かボクを、、、、
02.05.24

男とキスをする夢を見た。しかもかなり濃厚なやつ。起きてからかなりの間ブルーになってたよおかげで。女とセックスする夢とかってけっこう感覚がなくって、ただしてたってことくらいしか覚えてなかったりするんだけど、こういうおぞましいものに限って鮮明だったりするんだよな。あの抱き締めたときの意外なくらいの(全体としての)小ささとかさ、もっと感じたかったりする夢もあるのに。キスのBGMはなぜかFFIVのドグ・マグ・ラグのテーマだった。って誰もわかんないよね、すみません。

現代文学会のスギヤマ君、山猫文学会のイシダさん、現代文学理論研究会のゴトウ君の後輩3人はなんと同じ哲学演習のクラスメイトらしい。でもまあこういうのって偶然じゃないよね。ボクがいろんなところ顔出して面白そうな人間を集めてたらこうなったって感じで、結局必然性が溢れてる。でも人間関係は確かにそういう意味では必然的なところがあるけど、動かないでいると出会うべき人間とも出会わないままになってしまうような気もする。自分から動いていれば必然性は高まっても、絶対的な偶然の出会いも高まるわけだしね。つまり10人の友達しか作らないなら半分は偶然の出会いかもしれない。でも100人友達ができたら、割合は減っても偶然の出会いが30人はあるとか、そゆこと。

ネトゲーにはまりすぎてて、毎日明け方までやってるせいで月曜のゼミ発表の準備をまったくなにもやってません。そろそろ、と思いつつ、パソコンに向かうとつい立ち上げてしまったり。恐るべしADSL。ネットとか、ネトゲーとか、このどこにも行けない感がなんとも言えない魅力だと思うのですがどうでしょ。

この前クラスの女の子とずいぶん話をして、人はそれぞれ深く遠い地点を抱えてるんだなあと再確認してしまったことよ。でも彼女とかさー、すっげーいい女だと思うんだけど、そういう子って当然彼氏もいるんだよね(笑 別にそうじゃなくても付き合うことはあると思うけど、僕の観察から言うと、いい男とか、いい女って付き合う期間の長さに比例すると思います。どんなに美人でも1ヶ月持たない女はいい女じゃない。え、当然?(笑 別にいい女と付き合いたいだなんてちっとも思わないんだけどさ。

ボクなんかすっげー短いことが多いんだけど、それはやっぱりボクが内面的にすっかすかだからなんだよね。ぱっとみ面白そうでさ、あくが強いから付き合ってみて、でもなんだこの人って中身ないじゃーん、ということで振られることになる、というのが王道? 意外と女の子の男を見る目って確かだよなー(笑 でも今さら中になにかたいしたもの詰めこめるわけじゃなし、がらんどうで結構さ。どうせ女一人ぶんくらいのスペースは誰もが空けておかなくちゃいけないんだしね、男なら。
02.05.22


YahooでUDDUPを検索したらけっこう面白いページがヒットしました。そうか、これって一般的に使う略称じゃなかったんだなー。見ながらしばし記憶を飛ばしてたよ。

今日はお昼に現代文学理論研究会というサークルの会合に初参加してきた。ソシュールの説明なんかけっこうまだまだだったりしたけど、面白い人に知り合えたからいいか。ウィトゲンシュタイン好きもいたし。そのあと学生会館に後輩の女の子から呼び出されたので行ってお茶してきました。ドイツ哲学に興味があるとかいって、やっぱウィトゲンシュタインだってさ。いろんな話をしたり相談に乗った後、ウィトゲンシュタインの授業に。今日は低レベルな質問が多かったのでつまらなかったな。来週僕のクリティカルな質問をしようと思ってる。暇だったから現代文学会行ったら、ウィトゲンシュタイン好きの後輩、スギモト君が寝転んでたのでまたまたそんな話を。僕はあくまで言語学の人間であってウィトゲンシュタインは余暇なんだけどなー。最近ブームみたいですね。マイナなブームだ。

この前友達から聞いたんだけど(実はカミノなんだけど、最近なんだかカミノの登場率が高すぎて問題だと思っているのであえて友達と表記。)、「かさをささないシランさん」という絵本があるそうだ。検索してみたら谷川俊太郎の原作みたい。話もすげーおもしろそうだし、なにより「かさをささないシランさん」というタイトルが死ぬほどいかします。どうしても絵が見たいので今度アマゾンで本を買うとき一緒に買うつもりです。

そもそも二人の間には、確固とした特別な感情が存在したわけではない。おそらくは、《バルブ》の中における極限状態に近い特殊な環境のためだったのだろう、僕らは、たった一度だけ愛し合った。そのときの印象は、既に僕の中では化石のように無味乾燥なものとなっている。触れると、ぼろぼろと崩れてしまうほど、風化していた。それが、精神安定剤の効果だったのか、それとも、一切合切をまとめて忘却しようとする精神の防衛反応の一環だったのか、わからない。  森博嗣「そして二人だけになった」1999
02.05.21


学校の食堂で食生活診断をやっていたので友達と一緒に受けてみた。結果、体脂肪率が5%で、1時間ほどおばちゃんに説教をくらいました。なんだかご飯食べるのが面倒で最近すげー食事の量が減ってるんだよなー。おばちゃんに今すぐ食べろと言われて、仕方なく目の前でサンマ食べました(笑 いつも悩むんだけど、サンマの内臓って食べてもいいんだろうか?あれって重金属が溜まってそうだよね。でも被爆願望のある僕がそんなことを言っても始まらないので、パクパク。

1月くらいに煙草やめて、それからあんまり吸ってなかったんだけどさー、この前止めてる理由がなくなっちゃったから久しぶりに買ってきたんだよね。そしたらすげー頭クラクラして、やっぱ煙草って体に悪いんだなーと実感。しかも最近止まってた嗚咽がまた復活するし。僕の胃の悪さと吐き気はやっぱ煙草が原因だったのか。

んでまあ、我慢する理由もないし、吸い続けようかな、なんて思ったんだけどさ、結局一箱だけにしてこのまま止めることにした。だってさ、肺がんや喉頭がんになったら、いつか遠い未来に一緒にいる人に迷惑かけるかもしれないじゃんね。もちろんそんなのはお互い様で、なったらなったでしゃーないことだとは思うけど、確率をわざわざあげることもあるまい。

世界には戦争だとかさ、差別だとか、いろんな悲劇が溢れてる。そりゃもちろんそういうのをなくせたらいいよね。でも、結局のところ僕らは身の回りの雑事に忙殺されて遠い国の空の下で泣いている子供のことなんてなかなか考えられやしない。でも、それでも僕は何か僕が生きた証をこの世界に残したいと思っている。だから僕はせめて、いつか現れるかもしれない僕の愛する人や、もしかしたらいるかもしれない自分の子供にだけでも、迷惑をかけたくないし、ステキな人生を送ってもらいたい。

僕らにできることなんて、本当にちっちゃなことなんです。誰かの足に踏まれたらあっというまに消えてしまうくらい。でも、どんなに小さな声であっても、それだけは曲げたくない。僕には世界は救えない。一人だけ、そう、たった一人を見つけ、救うために、僕らは生まれてきた。そしてそれはきっと、UDDUP
02.05.20


学校で、僕が3日間で3人に告白しただとか、3日間で3人と寝ただとか、非常に不愉快な噂が流れておりますが、なにより不愉快なのは身に覚えがあるってことだな。まあ告白なんてのはたいしたことじゃないと思うけど。好きなだけ告白すればいい、好きなだけ想いを出せばいい、吐いたぶんだけ僕の言葉は軽くなり、誰も気にとめなくなるだろう。それが僕の願い。抱きたけりゃ抱くし、消えたかったら消える。僕は誰もトランキライズしないただの一人のウーマナイザに過ぎない。

カミノがウチに遊びに来たときに、飼ってる小魚をどうしよっかなって相談したら、「食べちゃえばずっと一緒になれるよ」と教えてくれました。ザッツ名案。そのうちいただきます。

最近東京近辺の私立大学の生協では大学名入りのビニルバッグが売られている。なかなかそのデザインがいかしてるので僕も一つ買ってみた。友達に見せながら「ソフィア(上智大学)のやつがほしいなー」なんて言ってると怪訝な顔をされたりするけれど、それもまたよし。

意外と言おうとしていることって伝わらないものだなーと思う。もちろん僕は上智が好きだとか、この大学は嫌いだとか、日本は嫌いだとか、そんなことそのままの意味で言ってるわけじゃない。なのに面と向かってじゃあここに来なければよかったじゃない、なんて言われるとびびってしまう。ああ、僕の言葉ってのはそんなもんなんだなあ。

好きということで僕らは自分の言葉の密度を薄めることができる。嫌いということで僕らは自分の言葉に本心を織り込むことができる。でも結局それは誰に見せるわけでもないし、自分ひとりでオナニー的に楽しむだけのもの。誤解されてるっていったって、正解なんてありゃしないんだからこのままでいっか。

謝りたいことならまだまだいっぱいあるのに、もうどうすることもできない。でも、それをどうにかしなくちゃ、なんて思っちゃだめだ。僕がしてもいいのは後悔だけ。どうにかしようと思うこと、それで何一つできるわけでもないし、きっとまた誰かを傷つけるだろう。だから僕は後悔するだけ。人生はどうしようもなくセパレイトウェイ。二度と交わることはない。
02.05.19


辞書を引いていたら静脈ストリッパーというステキ単語を見つけました。静脈ストリッパー、、、、なんてステキな響きだろう。実際の意味なんてどうでもいいけど。これが動脈だったらとくに何も思わなかったかもしれない、本当に微妙なラインで琴線に触れる言葉。

何人かに君は幸せにはなれないよね、みたいなことを言われた。やっぱそうなのかな。自分でも何がしたいのかわかんないし。でもそれでいいのです。手に入ると思っているよりは、手に入らないとわかっていたほうが悲しまないですむのです。可能性がないこと、それが今の僕の救いなのかもしれない。

飯の代わりにBLINK 182のアルバム、Take Off Your Pants And Jacketを買ってきた。けっこうくるアルバムだね。なぜ僕は戦うのか。僕は何と戦っているのか。戦うってことは何なのか。そんなことを考えさせられる。僕の周りから少しずつ戦うものが減ってゆく。僕ももうすぐ23だし、当然なのかな。

僕だけが、バラ線を腕に巻いて街を歩き、傷つきながら人を寄せ付けようとしなかった中学生の頃のまま。まだ僕は見えない何かに抑圧されたまま。両手を振り上げて走っても何も見えないし、誰も振り向いちゃくれないだろう。それでも僕は僕が生きるために、この痛みを止めようとはしないんだ。

この痛みだけが僕に生を与えてくれる。痛みだけは僕を裏切らない。戦い、傷つき、傷つけ、裏切り、裏切られ、誰かの絶望も見た、そして僕の絶望も。でも、痛みはそんなすべてを飲み込んでくれる。涙が枯渇して、唇が乾き、立ち上がる力も失われそうなときでも、傷口は艶かしく光り、痛みは体を包んでくれる。

誰かが誰かのことをわかることなんてありえないし、僕だって誰かのことをわかったことなんてありはしない。だから僕のことを誰もわかっちゃいないなんて、当たり前のこと。でも、なんでそんなことがこんなに苦しいんだろう。わかってほしい、もしも僕に声があったらそう叫ぶのかもしれない。でも叫ぶための涙はもうなくなってしまったんだ。だから僕は、ヤマアラシのようにジレンマを抱えながら、遠い夢を見る。
02.05.16


先週の言語学の授業で(ってほとんど言語学しかやってないけど)先生が生成文法に関する理論を紹介をしたんだけど、僕はそれがよく理解できなかったので昨日一生懸命論文を読んでみた。だけどいくつか決定的に変だと思えるところがあったので今日それを質問してみたら、デシェン先生返答に詰まって「大変鋭い質問なので考えてからお答えすることにします」と言ったんだよね。自分が認められるとか、ほめられるとか、すげー単純で卑小なことなんだけど、僕はこの一瞬のために研究をしてるんだ。2年位前に自力で自然対数のeを発見したときも同じくらい興奮した。僕は天才じゃないし、たいして努力をしてるわけでもない。でも、好きなことをやり続ければまれにこういう瞬間に出会うことができる。惜しむらくは、その授業には女の子が少ないのでアピールができなかったことだな(笑

えー、というわけで、本題ですが、数ヶ月片想いしてきた女の子に告白して見事に振られました(笑 でもいつもならかなりショックを受けて落ち込むところなんだけど、今はとくにそんなことないね。今回は本当に心から好きだったし、彼女のことを考えることで僕自身のいろいろな内面も見えてきて、結果は玉砕だったけど僕にしてはいい恋愛をしたんじゃないだろうか(敗戦分析であって負け惜しみではない)。実際、気持ちとしてはすごいすっきりしてるし。しかし、また僕が本気になるとうまくいかないっていうジンクスにあたってしまったなー。ジンクスじゃなくて必然だとか言うな。

彼女にはこの気持ちを浄化してほしいと言われた。きっと僕が彼女を想うことは彼女にとって負担になってたんだと思う。そりゃそうだと思うけどね。でも僕は彼女に振られることでその気持ちを浄化できたと思う。彼女が言ったのとは別の意味で。彼女はきっと僕に忘れてほしくてそう言ったのだろうけど、僕は今でも忘れちゃいない。そうではなく、なんだか振られたときから僕の中にあるその想いが変質して、僕の全身に絡み付いていた感情の糸がほぐれ、その気持ちだけが純然と浮き上がってきた感じがする。浄化ではなく、昇華と言えばいいのかな。

もちろん本当にすっきりさっぱり彼女のことを忘れてしまうことがお互いにとってベストなんだろうし、ある人は僕に「振られたその日は女を思って酒を飲み泣き、次の日には別の女にいくのが本当のいい男だ」とアドヴァイスしてくれた。その通りだと僕も思う。でも前にも書いたことがあるように、僕は最後の最後でかっこつけられない男なんだ。そりゃ、本当に好きなら彼女を苦しめないように忘れよう、なんて言うこともできるよ。言うことはね。でも結局それって自分の中に気持ちを無理に沈めこんでるだけで、なんの解決にもなってないんじゃないかな。それよりは、ナチュラルに両腕を広げ、静かな風を受けながら大きく息を吸ってみるほうがずっといい。きっとこの気持ち、霧散することなく、沈殿することなく、僕の中に拡散してゆく。

だから僕は今少しも悩んでないから、無理にこの気持ちをどうにかしようというつもりはまったくない。僕みたいなロサンジェルスの青い空の下をギター片手に歩くのが似合う男は、好きな女に振られたくらいで悩みゃしないし、それくらいでへこたれたりしないんだ。チープな歌の歌詞にでもありそうなセリフだけど、振られることで僕は救われた。それは浅く見えやすいところにある矛盾なんかじゃなくって、ずっとずっと深いところで僕の吐き気を生み出している根源を消してくれる一言だった。慰めの言葉なんてなんにもならない、真実の言葉だけが僕を救った。好きでいつづければまれにこういうこともあるんだね。だから僕が残す言葉はきっとこうだ。

日記の名前をHP開設以来(多分)初めて変更しました。って誰も前の奴覚えてねーだろーなー


Till the day that I found you
Even though I pretend that I've moved on
You'll always be my baby,
I never found the words to say
You're the one I think about each day
And I know no matter where life takes me to
A part of me will always be with you.

(S CLUB 7 / I NEVER HAD A DREAM COME TRUE)


それにしてもこの歌痛すぎ。
02.05.15


ぱっくり開いた傷口って、女の性器に似てるよね。赤くて、柔らかくて。流れ出す黒ずんだ血が僕に訴えかける。もう僕は戻れないの?一度排出された血の、その組織も傷口も、もう戻らない。そして傷だけが永遠に残る。だって残らないなら意味はないだろう?甘美な夢は永遠じゃない。それならせめて、苦痛であろうと永遠の証が欲しいんだ。僕らがつかの間永遠であった証が。舌に残る、ぬめぬめとした感覚。

地下鉄の駅から僕の部屋までの間に酒の自販機が2台。その間に缶ビールを2本消費。家庭教師先で焼肉に連れて行ってもらったんだけど、親父さんと酒を飲み交わしてたら授業どころではなくなりました。小さい頃から、僕はよく人知れず泣く子だった。寂しさとか、切なさとか、どうにもならない虚無感を想って僕は泣いた。ある人が言ってたんだけど、僕らは涙を流すことで頭がショートしてしまわないように思考を止めているそうだ。酒ってのは、涙を忘れてしまった大人が泣く代わりに飲むものでもあるのかもしれない。何も考えたくない。明日なんていらない。このままここで。トイレでうずくまりながらそんなことを考える。

昔から僕はよく音楽をやってるのかって聞かれるけど、もちろんやってない。それどころか芸術関係はまったくだめ。それなのに僕がそんなふうに思われるのは服装や髪型からなんだろう。どちらかといえば僕は研究者であると思っているんだけど。その背反的な性格を面白いといってくれる人もいるけれど、本当にそうなのかな。ある種の天才はその才能で両極端に同時に存在することができる。ある種の努力家はそのヴァイタリティで両方を勝ち取ることができる。でも僕はそうではなく、一番的確に言うのなら、中途半端ってとこだろう。何かを目指し、何者にもなることはできやしない。それでも僕は生きていないといけないのか?僕にはもう何もないんだ、これ以上生を続けなくちゃいけない理由が。

苦しみ、すべてを投げ出してしまいそうな。痛み、体を捨て去ってしまいたいほどの。絶望、喉に指を突っ込んでヘドを吐き出してしまいたいくらい。だけど、それでも僕はクリアな意識の中にいるし、まだ狂っていない。しかし正常な人間なんて世界にいない。いるのは、狂ったものと、どこへも行けない悲しき佯狂たち。誰もが皆この偽りに満ちた悪意を体に刻み込み、腐臭の漂う海を爛れた腕を振り回して泳ぎ、少しずつ、少しずつ、沈んでゆく。そして僕らは皆死に、ぞれぞれがArt of Lifeとなれることを願うんだ。そうだろう?誰か、僕に許しを。少しでも早く、僕は


You're a song
Written by
The hands of God
Don't get me wrong
This might sound
To you a bit odd
But you're the place
Where all my thoughts
Go hiding
Right under your clothes
Is where I'll find them
Underneath your clothes
There's an endless story
There's the man I chose
There's my territory (Shakira / Underneath your Clothes)


02.05.06


いつだったか、そのとき付き合っていた子は僕に向かって大事なものはみんななくなってしまうと言った。彼女は泣いていた。それは僕にとって彼女が大事ではなくなったときのことだった。僕らの世界には大事なものはあふれてる。でも、本当に大事なものは見にくく、少なく、一致しない。どれだけ涙を流そうと失われてしまったものはもう二度と戻ってこないし、新しい創造に向かうことができるほど僕は力強くない。僕にできることといえば、手の中にわずかに残る想い出の残滓をかき集め、かつて輝いたものをじっと見つめることくらいだ。

もしも君が誰かの絶望的なまでの刹那を受け止めようとするならば、真実の持つ絶望的なまでの重圧に耐えなくてはならない。絶望と真実に向かい合おうとするとき感情は不要なものとなる。君の体に痛みは流れない、体を走るナイフも熱さを持たず真実のみを刻み付ける。人を愛せば、君はその重みに苦しむだろう。君にとって必要なのは愛じゃない。透明で、体温のない感情。まだ覚えているだろう?口と目の筋肉を使った笑い方。左の目じりを歪ませて作る泣き顔。僕はそうやって生きてきたし、そうやって生きていくのが結局のところお似合いだ。ただ刹那、夢を見てしまっただけなんだ。僕も楽しんで生きていいんじゃないかって。

いくら息を吸い込んでも呼吸をしている感覚がない。体のどこかに穴が開いていて、息がヒューヒューと漏れている。真空の中を泳ぐ魚になったらこんなふうだろう。自分が泣いているのか、悲しんでいるのかもわからないくらい。あるのは皮膚を舐めるパリパリと乾いた感触という事実だけ。鍵をかけたなどと言わないでくれ。僕はもともと空洞だったんだ。そして何にも満たされない。満たされることがないという欠如感だけが僕を満たし、今にも窒息しそう。でもそれでいい。僕にとって必要なのは、体温のない体と色のない感情なのだから。

目を閉じて、開いたとき時計の針は少しだけ進んでいる。決して後戻りしていることはない。それだけが僕の救い。これを繰り返して僕らは皆死へと向かう。誰もそれから逃れることはない。僕らは厚みのない時を幾層にも重ね、その隙間に一つ一つ感情をはがしては差し込んでゆく。そしてもう差し込むべき感情がなくなったとき、時と感情のサンドイッチは飛び降りるのにちょうどいい高さになっているだろう。いつかその日がくるまで、僕は目を閉じて、開き、また閉じて、開き、、、、

02.05.06


ミスタードーナッツに行ってミスドグッズの箱をもらってきた。小さい箱が一つ欲しいと思っていたところなのでちょうどいい。部屋に持ってきて組み立ててるときちょっとわくわくしちゃったよ。ミスドグッズはさりげなく実はおしゃれであると言うところがあるので好きなんだよな。こういうグッズって押し付けがましい宣伝商品であるだけのことが多いんだけど。店で本を読んでるときに後ろから友達に話しかけられました。別に男一人でミスドきてたっていいじゃねーか。君たちと違ってここは僕のホームタウンなんだから、一人でお茶してることくらいあるっちゅーの。

Alien Ant Farmがマイケル・ジャクソンをカヴァーした曲、"Smooth Criminal"を買ってきました。Alien Ant Farmの名前を忘れちゃってて、最初に入ったCDショップで店員に「Smooth Criminalのカヴァー曲」と言ったんだけど知らなくって、あきらめかけてたら後ろにいたお客さんが教えてくれました。結局そのCDショップにはなくて別の店で買ったんだけど、これぞ「小確幸(しょうかっこう)」ってやつですね。部屋で聴きながら腰振って踊ってます。

ちなみに smooth って/スムーズ/って発音するけど、/スムース/とも言ったりするよね。英語が得意な人ほど「それってスムーズのこと?」なんて得意げに言いそうだけど、実は英語でも語尾の有声音は無声化(濁音が清音に近くなること)する傾向があるから、/スムース/ってのはちゃんと耳で聞いた音ってことでもあるんだよね。特に日本語はその傾向が強いしね(バッグ→バック、ビッグ→ビック)。Googleで調べてみたら同じところで使い分けてる人までいたけど、さすがにそれは変だと思うけど(笑 だから news を/ニューズ/じゃなく/ニュース/というのは完全な間違いじゃない。New York Yankeesも/ヤンキーズ/だけど、実際には/ヤンキース/のほうに少し近くなる感じだと思う。文字にしちゃうとまったく違った音になっちゃうけど、声にするとき濁音と清音の間は連続だからね。断絶してるわけじゃない。

とはいうものの、やっぱ彼女もいねーとつまんねーよなー。やっぱみーちゃんに紹介してもらおうかな(笑 そういうのでけっこう楽しくやっていけると思う。僕は人に適応するのがうまいしね。環境に適応するのはへただけど。でも、それで楽しくやりつつも、僕はきっと内心思い始めるだろう。彼女ならこう言うはず、彼女ならこう思うはず、彼女ならこうするはず。僕は今もその想いを払拭することができなくて、人を傷つけるよりは一人でいようと思う。多分僕はそれでも誰かを傷つけてしまうんだけど。僕は何かを忘れてきた I left something important in my mothers womb. それがなんだかわからなくて、必要なのはわかってるのに、僕はいつも踏み出せないでいる。でも彼女と一緒にいたとき、それがなんだか見えたような気がしたんだ。

辛い記憶は辛い映画が癒してくれる、苦しい日々は苦しい小説が癒してくれる、悲しい想いは悲しい歌が癒してくれる。でも、僕の人生の通低を流れる絶望を癒してくれるのはあなただけ。どれだけ楽しんでてもどこか表層を覆って隠しているだけのような気がする空ろな中身。僕の笑顔は嘘じゃない。だけど、下の顔とフィットしてないんだ。あなたが見えてしまわないように、ああ、あなたに見えてしまわないように、この水晶体を刻もう。誰でもない僕は意味のない歌を歌い色のない鏡に僕の姿は映らない。僕はなぜまだ生きているのだろうか。

Do you love me, like I love you?
Or am I standing still, beneath the darkened sky?
Or am I standing still, with the scenery flying by?
Or am I standing still, out of the corner of my eye?
Was that you passing me by? (Jewel / Standing Still)
02.05.05


昼過ぎにオノ君とラーメンを食べる約束をしてたんだけど彼が風邪をひいたってことでキャンセルになった。ちょち残念だけど僕も朝まで起きてたから少し辛かったしね。というわけで14時くらいに起きると用意をしてお茶へ。別に家でお茶しててもいいんだけど、家にいるとついネットしちゃって読書がはかどらないんだよね。

ということで高田馬場駅のミスドまで行こうと歩いていると、どこか見覚えのある二人組みが。アリマとみーちゃんカップルじゃん(笑 普通だったらせっかくのデートを邪魔しちゃ悪いと通り過ぎるところだけど、アリマ&みーちゃんだから問題なし。いきなり後ろから割って入ってやった。だいたい高田馬場でデートする以上学校の誰かに見つかる覚悟くらいしてろ。んで3人で回転寿司食った。アリマがなんか貪ってたけど(笑

その後3人ともとくにすることがなかったので俺の家で飲むことになった。相変わらず酒ばっかの日常ですが、最近は一人で飲むことがあまりないな。ふふ、すごいだろ。二人は俺のベッドでじゃれあったりしてましたが、いつか見返りがあるものと思い何も言いませんでしたよ。俺、大人。でも二人がけんかし始めたからみーちゃんの味方になって煽って遊んでました。やーカップルを別れさせるって楽しいねー(笑 死ね死ね団団員みたいで。でも結局なんともなかったようでよかったよかった チッ

自分の気持ちに正直であることはいいことだと思ってた。自分の感情に嘘をつかなければ立派な人になれると思ってた。でもこの複雑化した世界ではそんな純朴さは通用しないし、むしろ人を傷つける。単純さは鋭さの象徴で、何者も恐れず、誰彼を傷つけても自分は傷つかない、十代の名の下に行われる儀式。儀式を終わらせた僕は複雑化した世界へと足を踏み入れ、自分の感情を正直さと嘘で織り上げてゆく。誰かに自分の気持ちを正直に伝えることで、もしかしたらその人を傷つけることになるかもしれない。もしもその気持ちが自己満足ではないと言いたいのならば、口を閉ざせよ、僕。

目を閉じるな、真実を見ろ。耳をふさぐな、真実を聞け。口を閉ざせ、真実を語るな。あの人への想いが漏れぬように。この想いは鳥かごの中で。どこにもいけず、僕は小さく囀る。誰にも届かぬ声で。

02.05.04


DVDを返しにいったら知らないうちに延滞してて、1000円とかいわれちゃった。アイタター 残金が少なくなったので思い切ってマイケル・ジャクソンの中古CD買っちゃったりして。誰か僕に経済観念というものを財布に残った300円で売ってください。

よーし、お兄さんさらに若くなっちゃうぞー? ということでまたばかなことしてます。これでも22歳(笑 やーこんなことしてる暇があったらホントに本の一冊でも読んでりゃいいと思うんだけどね。だって楽しいもーん。学校始まったら髪の毛ツンツンに立てて行こうかなーなんて考えてます。どうすか?

現代言語学(または狭義の意味論)では、言葉の意味というのは「ある対象物が、その語によって正しく指し示されるために備えていなければならない条件の集合」と定義されている。たとえば、「三角形」という言葉は「3本の直線によって囲まれた図形」という定義によって示され、逆に言えばこの定義に当てはまる限りどんな図形も三角形と呼ばれうる。だけどもちろんその定義がすぐ見つかるわけじゃない。むしろ三角形なんてのは例外で、普通は定義できない言葉のほうが多いくらいだ。例えば、愛。僕らはどんな定義において愛を語るのだろうか。

それなら幸せってのはどうだろう?幸せの意味とは僕が幸せであるために必要である条件の集合のこと。君に会い、君と語り合い、君と時間を共有する、それこそが僕の幸福必要条件。そして、それさえあればどんな状況であっても幸せといいうる。そう、君がいなけりゃ幸せって言葉は意味を持たないんだ。
02.05.03


学校の友達と石神井公園にピクニックに行ってきました。みんなこうやって公園で遊ぶなんて何年ぶりかわかんないよーって言ってたけど、とっても楽しかったね。女の子が作ってきたお弁当を気持ちのいい空の下で食べながらお酒飲んで寝転び、手についた草の匂いをかぐってめちゃくちゃ最高だと思う。あー大学生って楽しいねえ。サークル作ってよかった、こいつらと友達でよかったな、と思う。(たまにはこういうことを書いておかないと、ね) 草の上に転がるアリマと僕 。

アリマが非常にはしゃいでいたので、みんなで鬼ごっこをしたり木登り、四つんばいで達磨さんが転んだ、犬になって犬に襲い掛かる、など少しばかり奇異な行動も含めて遊んだせいで体の芯から疲れちゃった。でも精神的疲労と違って疲れも心地よい。現代人、とくに僕なんかは情報化した社会の中で生きているので頭の中に流れる数列に囲まれて日々を暮らしてるけど、こういうときってやっぱり僕らは太陽の下で生まれたんだし、大地と繋がっているんだってことを実感する。木漏れ日を浴びながら 、世界中のみんなが幸せになれたらいいのにな、なんて少し思った。

でもやはり僕もはしゃぎすぎたせいで後半バテ気味になってたら、カミノに「虚弱体質だね」とか「見た目若くても年だよね」なんてめちゃくちゃ言われました。オイ。ナイーブな僕はそんなこと言われると傷ついてしまうのでみなさんは僕にそんな言葉を投げないように気をつけてくださいね。服に泥がいっぱい付いちゃったので明日は洗濯しなくちゃ。腕に擦り傷もいっぱい。そんなものを見ながら部屋でニコニコしてます<バカ

みんなが幸せになれればいいのに。せめてみんなは幸せになれればいいのに。そのとき僕はなにも言わなければいいのに。そのとき僕は満足すべきなのに。世界には希望が散乱していて、僕らはその欠片を求めてさまよう永遠の旅人。何もうまくできなくて、僕らは不器用に傷つけあった、そして明日も。でもこの晴れた空の下で旅をしてる限り、いつかまた出会うだろう。想いは伝わらなくても。何も伝えられない、それでも、だから、僕は歩き続ける。それだけが今の僕にできること。
02.05.01


現実とか事実ってのは本当に情け容赦がなくって、人の甘い期待を見事なまでに打ち破ってくれるんだよね。でもさ、そういったときに泣いてしまったら、僕はカタルシスに浸っているだけになってしまう。そんなのは僕がしたいことじゃない。僕は、どんなときであろうと、安心を与え意味のない切なさを押し付けようとしない存在でいたいんだ。決してそれは無理難題ではないはず。だってほら、僕は笑えるんだもの。甘美な夢を眠っていられる年齢じゃない。だからといって泣いてちゃ先に進めない。僕よ笑え、あの人が振り向かないように。だから僕は歌うんだ。

人生は最高じゃない。だけど僕らが出会い誰かに恋をするってことで生み出されるさまざまなドラマは最高ではないからこそ輝いている。あきらめてしまって他を求めれば幸せになれるかもしれない。でも、そうしたら、本当に僕の心を震わせる相手にはもう二度とめぐり合えないだろう。楽しいってことも、悲しいってことも、僕の感情を底から揺さぶるのは世界にただ一人。だったら凹んでも5秒で立ち上がれ。意味のない笑いでごまかさないように。だから僕は歌うんだ。

距離をおいて得られる仮想的幸福感もたまには心地よい。その艶やかな唇は僕を迷宮へと誘い込む。でも、目を閉じたとき僕の心の内側へと響くメロディは他の誰からも得られない永遠の象徴。僕は何一つ権利を持たず、何一つ義務を与えられず、だけど自由の中で愛を欲してる。それはすぐそこにあるのに、どれだけ歩いても近づけなくて。だから僕は歌うんだ、声のあらん限り、すべての想いを込めて。