Sunday, October 25, 2009

マジック・コンピューティング

クラウド・コンピューティングの概念自体は古くからあるものだけど、言葉そのものはGoogleのCEOエリック・シュミットが最初につかったものだよね。ローカルの向こう側にあるデータはユーザにとって目に見えない雲をつかむようなものだという感覚を表した、必ずしもポジティブだとはいえない表現だけど、うまい言い方だと思う。

そのGoogleのReaderにSort by magicという機能が搭載された。ユーザが購読している数多のフィードの中から今までの統計に基づいて読みそうな順序に並べてくれるというものだ。これによって急いでいるときにはその順序の上のものだけ読むということができる。

ユーザはその順序がどのようなアルゴリズムで導き出されたものかわからない。ただ出てきた結果に不満がなければ享受するし、適度なフィードバックを行うことで修正を加えることもできる。これはAppleがiTunesに搭載してきたGenius機能とかなり似た概念だと思う。山のようにある音楽、情報すべてにユーザがアクセすることはできないのだからサーバ側からプッシュしてしまうってのは合理的な考え方だ。AppleがGeniusという肯定的な言葉を使ってるのに対してGoogleがMagicと直接的な表現を選んだのは示唆的だ。

そして数日前にAppleは新しいマウス"MagicMouse"を発表した。マウスはハードなので必ずしもこの流れの中にある製品だとは言えないけど、もしかしたらクラウド・コンピューティングの次にくるのはマジック・コンピューティング時代かもしれない。