Saturday, January 17, 2009

行列と子宮

数ヶ月に一回は書いてる気がするけどボクは実名という概念を持たない。事物にはすべて名前があるけど、それはいつでもとりあえずアドホックにつけられるものにすぎない。ボクの両親がボクにつけた名前と戸籍上の名前が同じであるのは偶然と変わりない。それらはどちらも同じステータスであり、その上でどちらが大事なのか、という問題なのだ。記号の実体は情報であり、情報とは価値と同値であるとボクは思っている。シャノンの情報理論に従えば情報を処理するときに意味を考慮することは余計なことになるしボクもその通りだと思う。つまり意味と価値とは違う。価値は情報の重さであり、意味とはNP困難な循環だ。

時計と熊

君を思うと感じる胸の痛みとか、君に会うと心拍数があがることとか、すべてセルの中に入れてしまおう。ボクらは生まれてから死ぬまでこの行列から逃げることはできない。いや、ボクは生まれていないのだろう。生まれないボクは血走ったガラス窓から外を眺める。君に触れるにはどうしたらいいの?ただ時計だけが音をたてる。チッチッチッチ チッチッチッチ


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