Thursday, January 30, 2003

extra2('03 01/29)

03.01.29

月日と言うものがボクたちに何かを与えてくれるものなのかそれとも何かを奪っていくものなのか、それはわからない。ただ言えるのは一年という時間は人間が考えるのに十分な時間だし、変わるのにも十分な時間だと言うことだ。

じゃあ、一体何が変わったといえるのだろう。気持ちが変わった?守るべきものが変わった?きっと何も変わっていない。少しずつ名前が増えていくだけ。それなのにボクらは別れゆき、想いは伝わることなく拡散してゆく。それこそが時間の力で、ボクはそれにまた変化と言う名前を付けることで納得する。

生きるとは何なのだろうか。まだボクの年齢じゃ答えられないのは当然かもしれない。それでもボクは今までに数度、永遠という言葉を口にしたし、本気で信じていた。何もかもが信じられない世界にあってこのストーリィの結末だけはボクに訪れる、信じていた。

本当にそうなんだろうか。ボクが行うすべての行為は他人を傷つける上で成り立つ欺瞞的なものでしかないような気もする。自分自身で正当化するのは簡単だから、君に認めてもらいたくてボクはずっとここにいたのかもしれない。ボクは何処へ向かっている?

溢れ出してしまいそうな感情。漏れ出てしまいそうな言葉。流れ出してしまいそうな滴。ボクの中は空っぽなはずなのに。なぜボクらは中身がある振りをしてしまうのだろう。中身があったって、誰も褒めてくれはしないのに。でもきっとそれを期待してボクはここにいた。たった一つの存在理由。

ボクは世界に一人なのだろうか。君は今一人なのだろうか。ボクらは届かないのだろうか。答は見つからなかった。それでも歩き出すしかない、ボクはボクの罪を背負い、君は君の罪を背負い。例えどのようなことがあろうとボクは過去の罪をなくすために過去の記憶を忘れたりはしない。忘れない。それだけがボクに言える唯一のことだと思う。

Best wishes on your birthday.

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