Tuesday, October 24, 2017

シュウ酸と結石の予防に関する模索

今のところ結石になったことはないけどなりたくはないのでシュウ酸をちょっと気にしている。

シュウ酸が多いのはほうれん草、キャベツ、モロヘイヤ等。
特にモロヘイヤはいつも食べるのでいつもお湯にさらしてシュウ酸を減らしているつもり。
ただ毎回茹でるのは面倒なので、ポットで沸かしたお湯をボウルに入れて30秒~1分ほどさらすという方法にしている。
ただ野菜に含まれるシュウ酸はもともとそんなに多くない、という話もある。

あと動物性タンパク質がシュウ酸になるということだけど毎日2回ホエイプロテインを摂っている自分にはかなり気になる。
しかしタンパク質は成人男性で1日50gが必須、60gの摂取が推奨されているが、プロテインなしで60g摂るのは困難といっていい。
だって豚肉を100g食べても20gだからね。プロテインなしで通常の食事だけでカロリーオーバーせず60gは無理。
過剰なタンパク質がシュウ酸になるのか、摂った量がそのままシュウ酸に反映されるのかは不明。
前者の場合は問題ないが、後者の場合は気をつける必要があるだろう。
ただし換算で何ミリグラムのシュウ酸になるのかは情報がない。

有効な対策としては水分を多く摂ることで、シュウ酸の結晶が小さなうちに尿中排泄を促すことがあげられる。
ただし飲み物にシュウ酸が多い場合があるという。

コーヒーや紅茶にシュウ酸が含まれるというけど、これは含有量の情報がかなりバラバラだ。
公益財団法人日本医療機能評価機構の尿路結石症診療ガイドライン 2013年版には以下の記載がある。

http://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0022/G0000634/0061

これはそのまま読めば茶葉100gあたりではなくお茶100gあたり1000mg以上ということで、野菜と比べると遥かに高いし、摂取しやすい食品だ。
ただ他の情報ではそんなに高い値が出てなかったりするので、この含有量は茶葉100gのことでは?という気もする。

また、コーヒー等のカフェインは結石の予防に有効であるという実験結果を提示しているサイトもあり、情報が錯綜しているといっていい。

シュウ酸は胃の中でカルシウムと結合し排出されることからカルシウムを多く摂ったほうがいいことは確かなようだが、そこから「コーヒー、紅茶はミルクを入れましょう」と謳っているサイトはかなり眉唾である。飲料に含まれるシュウ酸の量とわずかなミルクのカルシウム量が見合うとは到底思えない。

そして何より、一日に摂取するシュウ酸の量を何ミリグラム以下にしましょう、という目安はまったく見当たらない。ただなんとなく減らしましょう、というのが現状だ。

以下のサイトによると「米国では一日の摂取量50mg以下を奨励している」とあるが、この数字がおよそ非現実的であることは明らかだ。
http://xn--n8j6d9gpc6l908qtmgi55jn6n.xyz/

ということで、2017年現在において明確な基準は存在せず、シュウ酸の多い野菜は茹でて減らし、水を多く飲むことで排出を促す、というのが取りうる妥当な対策ではないだろうか。水を多く飲むことは代謝をよくするので他の面でも推奨されているしぜひ実践すべきだろう。

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