Tuesday, August 4, 2009

装甲する真実

堀川の川沿いを歩く夕方すぎ
水の音はゆるやか

対岸に見える君の浴衣
橋を渡ることができなかったあの時

鳴動するガラス窓の向こうで
誰かが叫んでる
音のない共鳴音
ボクはそのそばかすに手を

仄かな火薬の匂い
いつか教えて欲しい
君はなんと言ったのか
記憶・持続・延焼

伏見通りに人がいなくなるまで
僕は君を待ち
朝を迎えた


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