Thursday, December 11, 2008

新宿は寂し

人文書界では佐々木中の「夜戦と永遠」がちょっと話題になっているようですね。「すべては情報だなどと、なんと古くさい考え方だ。」という、刺激的な帯がしてあります。

まだ読んでないから本の内容についての話ではないんだけど、ボクは10年くらい前はすべては記号であるという記号論的な立場だった。でもそれから時間が経ち、今は「すべては情報である」という考え方になってきた。記号は固定的であり、変化や他との相互作用があるにしても独立した存在を確保した概念である。それにたいして情報はまったく独立しておらず、流動的である。それを直接扱うのが難しいので人間は一時的にそれを固定化して認識する(=記号化する)のであって、世界はそもそも情報から構築されている。物質も情報であり、存在も情報であり、感情も情報であり、認識への所与としての情報の総体が世界と呼ばれるのだ。

新宿は寂し。
すべての感情は構造的欠陥によるものです。
ボクはどこにもいません。
灰色のステータスと点滅する猫の左目。
揺らめくように君が見える。