Friday, November 18, 2005

最近読んだマンガ

あたしンち(11)
あたしンち(11)
けら えいこ

何回か目にしたことはありつつもちゃんと読んだことのなかった『あたしンち』1巻~3巻を、バイト先の人にもらったので読んでみました。うん、かなり面白い。勢い余って11巻までコンプリート。

でもちゃんと読んでみて今までなんでこのマンガを敬遠してたのかはっきりわかりました。うちのオカンとこのマンガのお母さんがそっくりなんだよね(笑 見た目ではなく、節約を超えた貧乏性なところとか、人の言ってることを理解しようとしないところとか。でもうちのオカンは戦時中生まれなのであたしンちのお母さんより年上だ。だからうちのオカンのほうが徹底してるところがあるかもしれない。

今は別々に住んでるから笑えるけど、やっぱり一緒に住むとなるとそういうのって癇に障るんだよね。何度マガジンを買ってきてといっても、少年マンガをすべて「ジャンプ」と認識してるところとか(笑 でも最近ボクも焼きそばだろうがうどんだろうがインスタント食品をすべて「カップラーメン」と認識してることが判明。親子ってのはこういうところで似るのかも。

多分1年に1冊くらいしか出ないのだけど、現代のサザエさんともいえる作品だと思う。個人的にはみかんの性格の悪さがあまり好きではない。ゆずひこの寛容で懐の広い生き方がかっこいいと思う。でもボクはお父さんに似てるかな。8巻の巻末に「憧れの伊藤理佐先生のお宅へ訪問しました」という写真が載ってるのも面白い(笑 伊藤理佐先生のお宅といえば、もちろん『やっちまったよ一戸建て!!』なわけです。確かにけらえいこが伊藤理佐に憧れてるってのはわかるな。

ところでISM氏に11巻を注文してくださいとメイルしたんですけど、実はその後書店で購入してしまいました。で、生協に送られてきた注文品は棚に出してしまいました。ほんますんまへん>ISM氏

7年目のセキララ結婚生活
7年目のセキララ結婚生活
けら えいこ

で、あたしンちを読み終えてしまったのでけらえいこの他の作品にも手を出してみた。「セキララ結婚生活」の続編にあたる作品。これを読んですごいと思ったのは、エッセイマンガであるはずなのにテイストが「あたしンち」の生活とまったく同じなのだ(笑 つまりけらえいこも伊藤理佐と同じで、私生活を切り売りするマンガ家なのだ。ちなみにけらえいこは、あたしンちのキャラでいえば明らかにみかんと同じ性格。あまり結婚したい相手ではない(笑

渡る世間はオヤジばかり
渡る世間はオヤジばかり
伊藤 理佐

久しぶりに伊藤理佐の読んでない本を見つけた。これは伊藤理佐の中でもかなりアタリの作品。ストーリィ的には「お父さんに結婚に反対されるがなんとか婚約までもっていくどたばた顛末記」といった感じでいかにも伊藤理佐的な話なんだけど。無理に感動仕立てでもなく、変にギャグに走らず、自然体でおかしい展開は伊藤理佐ならではの腕だと思う。むしろなんで「おるちゅばんエビちゅ」とか「微熱なバナナ」みたいなクソマンガが売れたんだろう?

『ハチの子リサちゃん』で登場した伊藤理佐のお父さんの絵と『渡る世間はオヤジばかり』のお父さんの絵が同じってところも笑えるポイントの一つ。ぜひ伊藤理佐にはいつか自分の結婚~離婚の話をセキララ結婚生活的に描いてもらいたいな。

チーズスイートホーム (1)
チーズスイートホーム (1)
こなみ かなた

モーニングで連載中の猫マンガ。現在は2巻。モーニングは『特上カバチタレ』と『ジパング』、『OL進化論』を立ち読みしてるのでたまに目にすることもあったんだけど、特には読んでなかった。でもバイト先の人がやたら薦めていたので買ってみた。

主人公の猫「ちー」は文句なくかわいい。かなり萌える。でもボクはこの飼い主の家族があまり好きではないなー。ちーに居座られた形だから仕方ないのかもしれないけど、この家族は猫を飼うことに対する真摯な気持ちが足りないと思う。どこへでも行けちゃうようなところで飼ってるし、人間の食べ物もあげ放題だし、物を倒したりしたら怒るし。ボクは血液型はO型のくせにかなり神経質なので、こういうの見ると「もっとちゃんとしろよな」と思ってしまう。だから『あたしンち』のみかんが嫌いなんだろうけど。

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